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ヨーロッパ写真日和VOL.103『フランス南東部、リヨンで探すお袋の味』

マイナス5度のリヨンからこんにちは、吉田タイスケです。世界最大の料理コンクール、ボキューズ・ドールを撮影に来ていました。前回5位の日本チームは、不本意ながら12位という結果に、、、。

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料理コンクールというと華やかなものを想像しますが、現場は格闘技に近いというか、伝わってくる緊張感や各国チームの意気込みは、まるでスポーツを見ているかのようでした。オリンピックではありませんが、二年後(大会は二年に一度)の表彰台を目指して、日本チームにはまたがんばってほしいです!

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というわけで今回は美食の街リヨンから、「ブション・リヨネ」と呼ばれる伝統的な料理が食べられるレストランをご紹介します。

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信号を待ちながら。

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パリの食ライターさんに、あらかじめオススメを聞いていたのがこちら「Chez Hugon」。
http://www.bouchonlyonnais.fr

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手書きメニューで英語はなし。こういうところはだいたい、旨いと決まっています。

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こじんまりとした店内。キッチンに並ぶ鍋がちらりと見えるところも、良い感じです。

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前菜はこちら。三人で頼んだものを取り分けました。豚のテリーヌ、レンズ豆とソーセージのサラダ、ニシンとジャガイモのオイル漬け。どれもブション・リヨネの定番です。

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隣の席では地元の人が、豚の内臓ソーセージ・マスタードソースを食べていました。けっこうボリュームがありますが、ご年配の方々も余裕で召し上がるのがリヨン流。

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メインにはやはり定番、カワカマスのクネル(はんぺんみたいなものです)、甲殻類ソース。

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リ・ド・ヴォー。仔牛の胸腺をエシャロット、ニンニク、パセリのソースで。どれも見た目はこってりソースなのですが、食べると意外にもたれないのが不思議です。ワインを二本も飲んだからでしょうか、、←飲みすぎ。

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冬のリヨンからお伝えしました。氷点下でも美味しいものを食べれば大丈夫、、、とまとめたいところですが、今回は道中に上着を盗まれるというハプニングが!撮影中に預けていた部屋から、いつの間にかなくなっていました、、、。皆さんもお気をつけください、ブルブル←さむい。

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最後はパリに戻ってタクシーの中から。「タクシーに乗ってまで、まだ仕事しているのか?」と聞く運転手に、「パリは光の街だからね」と答えると、「ああ、、、そうだな」と妙に納得していました(突っ込まれるはずが)。美食の街から光の街へ。次回はまた、パリからお伝えする予定です。どうぞお楽しみに。

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