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ヨーロッパ写真日和VOL.99『フランス南西部はバスク地方へ』

こんにちは、吉田タイスケです。前回に引き続き、フランス南西部からお届けします。写真は宿泊したワイナリー、シャトー・モンテュスにて。
窓から外を眺めるという行為自体が好きなので、そういう写真をちょっと集めてみようかなと、この写真を見て思いました←どうでもいい。

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さて、バスク地方を紹介する前に腹ごしらえ。南西フランス唯一の三つ星レストランを擁するホテル、レ・プレ・ドゥジェニーのビストロを訪ねましょう。

La Ferme aux grives
http://www.michelguerard.com/table/ferme-aux-grives/

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ホテルのロビー。

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こちらがセカンドレストラン、フェルム・オ・グリーヴ。まるで絵画のようですが、野菜も全て本物です。中央の暖炉で、またもや黒豚さんがグリルされています、、。

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生後数週間、乳飲み子豚のロースト。

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マディランから南に2時間ほど下ると、スペイン国境にも近いビアリッツに到着します。パリにいるとなかなか見られない、海、砂浜、、、。

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海辺沿いでのんびり過ごす人たち。

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今を遡ること160年あまり、1854年にナポレオン3世の皇后ウジェニーが海辺に建てた離宮が、現在はホテルとなっています。

Hotel du Palais
http://www.hotel-du-palais.com

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ホテルのプール。さすがに泳ぐシーズンではないので、人も見当たりません。

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こちらはレストラン。

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テラスでシャンパンを飲むだけでも、気持ちの良いところです。
昔は皇后の別荘だった場所が、160年後には誰でもが足を運べる空間になっているというのは、なんだか不思議ですね。共和政バンザイ。
スペイン王室から輿入れをしたウジェニー皇后は、ここからスペイン国境の方角を眺めていたということですが、、。

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ビアリッツから30分ほど、さらに南へ向かってサン・ジャン・ド・リュズという町に来ました。バスク地方特有の赤い木組みの建築が、冬空にも鮮やかです。

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フランスにはいくつか、「ウチがマカロン発祥の地だよ」と掲げているところがあり、この町もそのひとつ。1660年、のちに太陽王として名を馳せるルイ14世とスペインの王女マリア・テレサの婚礼が、
この小さな港町で執り行われました。その時に供されたのが、アダムという菓子職人が作ったお菓子「マカロン」だったそうです。今でも彼の名を冠したお菓子屋さんが残っています。

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「フランス王も食べたマカロン、一口食べれば違いがわかるわよ」と、試食させてもらいましたが、、。うん、確かに腹持ちはしますね、この甘さは。

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結婚式が行われたサン・ファン・バウティスタ教会。

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ワインのテロワールからだいぶ南に離れて、最後は温故知新なグルメ旅となりました。個人的には、このまま国境を越えてスペインバスクまで行きたいところですが、もう戻らなくてはいけません。次回はまた、パリからお届けする予定です。どうぞお楽しみに。

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