冬の街を歩いていると、ふと手に取るものの質感に心が動く瞬間があります。
やわらかなレザーの香り、てのひらに伝わるぬくもり。時間をかけて馴染んでいく革のように、ゆっくりと愛着を育てていけるアイテムを贈りたくなる季節です。
イタリアの老舗ブランド、トッズ（TOD’S）が紡ぐのは、そんな“時間を贈る”という贅沢。控えめでありながら確かな存在感を放つレザーが、日常を少しだけ上向きにしてくれます。
手にするたびに心が落ち着く、レザーバッグの魅力
トッズ（TOD’S）のバッグには、穏やかで芯のある美しさがあります。
柔らかなレザーがつくり出す丸み、しっかりとしたフォルムの中に感じる軽やかさ。
それは、飾らずとも上品に見せてくれるバランス感覚のたまもの。
中でも注目したいのが、ブランドを代表するコレクション「T Timeless（ティータイムレス）」。フロントにあしらわれた“T”のメタルロゴは、主張しすぎない輝きで存在感を放ちます。シンプルなフォルムの中に、クラシックとモダンが絶妙に溶け合い、
装いを選ばずどんなスタイルにも自然に馴染む。
T Timelessは、名前の通り“タイムレス＝時を超える”ことを体現するシリーズ。
季節が移ろっても、シーンが変わっても、その佇まいには変わらない品のよさがあります。肩にかけた瞬間、静かに気持ちが整うような安心感。それが、このバッグが持つ最大の魅力です。
歩くたびに心地よさをくれる、レザーシューズという選択。
トッズ（TOD’S）を語るうえで欠かせないのが、丁寧に仕立てられたレザーシューズ。
一度足を入れればわかる、柔らかな履き心地とフィット感。それは、長い時間をかけて培われたイタリアの職人技の結晶です。
ステッチの一針、ソールの厚み、レザーのしなやかさ。すべてが計算され尽くし、足元に軽やかな上質を添えます。代表的なドライビングシューズ〈ゴンミーニ〉をはじめ、
ローファーやスリッポンなど、どのモデルにも共通しているのは、日常の一歩を美しく見せる控えめなエレガンス。
軽やかに街を歩くその姿さえ、レザーが柔らかく支えてくれるようです。
特別な日だけでなく、何気ない日常にも自然に馴染む——
それがトッズ（TOD’S）のシューズが長く愛される理由です。
流行ではなく、時間を贈るという選択
トレンドを追うよりも、心地よさを大切に。
そんな価値観に寄り添ってくれるのが、トッズ（TOD’S）の魅力です。
バッグもシューズも、使うほどにその人の時間を映し、レザーの艶やしなやかさが深みを増していく。
ひとつのアイテムを通して感じられるのは、「長く使うこと」そのものの豊かさ。
自分のスタイルを大切にするすべての人へ、トッズ（TOD’S）は“永く愛せる”という贈り物を届けてくれます。
この記事の執筆者・監修者
日常に“モードの余白”を取り入れる、ファッションエディター。
シンプルだけど退屈じゃない、素材とバランスで遊ぶスタイルが信条。
コーヒーはブラック、靴はローファー派。
