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ウール ニット お手入れ

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衣替え前に冬物のお手入れを。素材別おうちでできる洗濯方法・長持ちさせるケア方法

こんにちは。ファッションエディターのKonatsuです。暦の上では春となり、もうすぐ衣替えの季節。
その前に、冬にお世話になったアイテムを労わってあげませんか?

今回はおうちで簡単にできる冬服や冬小物のお手入れ方法をご紹介。ウール素材を中心に、カシミヤ・モヘア・ツイード・コーデュロイの、日常ケアや洗濯方法をお教えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ウール素材を長持ちさせるお手入れ術

柔らかく肌触りの良いウール。ニットやマフラーなど多くのアイテムに使用され、冬大活躍の素材。
そんなウールを長持ちさせる日常ケアと手洗い方法を詳しくチェックしていきましょう!

1.風に通す(ウールのお手入れ)
ウール お手入れ

ウールには通気性が高く、移ったニオイなどを放散しやすい特徴があります。そのため、風に通すことで湿気を乾かし、カビやニオイを防いでくれますよ。
干し方は、直射日光が当たらない湿気の少ない所に、形を整えてから掛けるだけでOKです◎

2.ブラッシング(ウールのお手入れ)
ウール お手入れ ブラッシング

ウールは油分を含んでいるため、汚れがついてもブラッシングなどで落ちやすいのが特徴。
衣類用のブラシで優しく、毛流れに沿ってこまめにブラッシングしましょう。表面のホコリを落とし、毛流れを整えることで毛玉防止にも!

ウールは手洗いOK?
洗濯絵表示

商品タグの洗濯絵表示にマークがあるものなら自宅で手洗いOK。傷みや縮みを防ぐため、水洗いで、水に触れている時間や摩擦は最小限にしましょう。

また、カラーのニットは色落ちの可能性もあるため、個別に洗うか、同系色のものをまとめて洗うのがおすすめです。

※手洗い不可やドライクリーニングのマークもあるので注意!

参考:消費者庁 新しい洗濯絵表示
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/laundry_symbols.html

【ウールの手洗い手順】

1.洗面器に洗濯液を作る

ウール 手洗い

洗面器などに30℃以下の水を張り、中性洗剤を溶かします。寒い時期はついお湯で洗いたくなってしまいますが、生地が縮むためNG。洗剤はおしゃれ着用のものでも大丈夫です!

2.衣類を畳んで優しく手洗いする

ウール 手洗い

畳んだ衣類が洗濯液に浸かるよう、水の中に入れます。衣類の下に手を入れて浮き上がらせるを優しく繰り返しましょう。洗えたら水を入れ替えながら優しくすすいでいきます。泡が出なくなったらOKです!

3.脱水はタオルで挟むか洗濯機の弱いモードで

ウール 手洗い

そのあと、30秒~1分ほど軽く脱水します。洗濯機の一番弱いモードやタオルで水気を取る程度がおすすめです。洗濯機に入れる際は、必ず畳んで洗濯ネットに入れてくださいね。

4.日陰で平干しする

ウール 手洗い

直射日光が当たらない場所で平干しして、ウール素材のお洗濯完了です!平干し用のネットは100円均一ショップなどでも手に入れることができますよ。

【カシミヤ】素材別の冬物お手入れ術

カシミヤ お手入れ

カシミヤは肌触りの柔らかさに加え、軽さや暖かさが特徴です。

1.毛玉は丁寧にカット(カシミヤのお手入れ)

毛が細く柔らかいため、毛玉ができやすいカシミヤ。無理に引っ張って取ろうとせず、毛玉部分をはさみで丁寧にカットしましょう。

2.ブラッシング(カシミヤのお手入れ)

ウール同様、着用後はブラッシングをし、汚れやホコリを落として毛並みを整えるのが必須。合成繊維のブラシだと静電気が起きやすくホコリを集めてしまう可能性があるため、天然のブラシが安心です。

また、カシミヤのアイテムを長持ちさせるためには、週に1,2回の着用が◎お気に入りアイテムを毎日着用したい気持ちをぐっと抑え、1日以上休ませるようにしましょう。

カシミヤは手洗いOK?

カシミヤも洗濯絵表示に従っての手洗いなら可能。洗って長く着続けることで、さらに柔らかくなるとも言われています。ですがウール以上にデリケートなため、摩擦や縮みに気を付けて。1シーズンに1,2回の洗濯がおすすめです。

カシミヤの手洗い手順
1. 摩擦を防ぐため、カシミヤのアイテムをタオルで包む(洗濯ネットでもOKですが、ネットの中で動かないように!)
2. 洗面器に水を張り中性洗剤を溶かす
3. 洗うときは1枚ずつ、短時間で軽く押し洗いする
4. 水を入れ替えすすいだら、柔軟剤を入れる
5. 脱水は絞らず洗濯機の優しく脱水できるモードで
6. 風通しの良い日陰で平干しする

【モヘア】素材別の冬物お手入れ術

モヘア マフラー お手入れ

モヘアは光沢感のあるしなやかさが特徴。ウールなど他の素材と混紡になっていることも多く、ふわふわとした可愛らしいアイテムのイメージがありますよね。

1.タオルでなでるように整える(モヘアのお手入れ)

毛が抜けやすいモヘア素材は、ブラシでのブラッシングは避けたいところ。毛流れを整える際には、タオルで優しくなでるようにブラッシングするようにしましょう。

2.静電気防止スプレーを使用する(モヘアのお手入れ)

静電気が起きるとさらに毛が抜けやすくなってしまいます。着用前に静電気防止スプレーをかけておきましょう。

他の人がスプレーをかけると、稀に静電気火花が発生し衣類が焦げてしまうことがあります。着たままかける際には必ず自分でスプレーしてくださいね。

モヘアは手洗いOK?

モヘア素材のアイテムは基本的に自宅での洗濯NG。水洗いするとふわふわ感がなくなり、縮んでしまう可能性があります。大事なアイテムだからこそプロにお任せして、クリーニング店でドライクリーニングをしてもらいましょう。

【ツイード】織り方別の冬物お手入れ術

ツイード お手入れ

何色もの糸を使って織られた柄がかわいいツイードは、ジャケットやスカート、小物など、冬アイテムに多く取り入れられている生地です。

ブラッシング(ツイードのお手入れ)

ツイード生地にはウール素材が使用されているため、基本的にはウールのお手入れ方法と同じです。
ツイードは糸と糸の間にホコリがたまりやすいので、日頃からブラッシングするようにしましょう。

繊維とは逆方向にブラッシングして一度ホコリを浮かせてから、繊維の方向に沿って整えてください。

ツイードは手洗いOK?

ウール素材の場合は洗濯絵表示によっては水洗いOKですが、ツイードは濡れるとフェルト化して風合いを損ねてしまう可能性があることや、裏地がついていることが多く乾燥が難しいことなどから、水洗いはおすすめしません……。

ドライクリーニング可能なものは、1シーズンに1回ぐらいの頻度でクリーニング店にお願いしましょう。
ですがアイテムによっては水洗いできるものもあるので、表示をよくチェックしてみてくださいね。

ツイードの手洗い手順
1.洗面器に30℃以下の水を張り、中性洗剤を溶かす
2.ツイードの衣類を軽く沈め、優しく押し洗いする
3.水を入れ替えながら優しくすすぐ
4.タオルで包んで水気をとる(洗濯機で脱水する場合は1番弱いコースで30秒程度)
5.日陰で平干しする

【コーデュロイ】織り方別の冬物お手入れ術

コーデュロイ お手入れ

表面の凹凸がおしゃれなコーデュロイも冬に大活躍する生地。暖かく、カジュアルにもクラシックスタイルにも合わせやすいですよね。実はタオルと同じパイル織物の1つなんです。

1.摩擦や同じ体勢を避ける(コーデュロイのお手入れ)

摩擦が起きると毛が抜けたり、長時間座るなどして同じ部分に圧力がかかると表面のパイルが乱れたりしてしまいます。コーデュロイが剥げて見える、テカって見えることなどにも繋がるので、圧力は最小限になるよう心掛けてくださいね。

2.収納はハンガーで(コーデュロイのお手入れ)

畳んでの収納もこすれや重みによる圧力の原因に。また、コーデュロイは基本アイロンNGなので、シワにならないためにもハンガーにかけて収納するようにしましょう。

コーデュロイは手洗いOK?

コーデュロイは綿素材のものが多く、耐久性にも優れているため自宅での手洗いや洗濯機での洗濯も可能。ですが、毛並みや凹凸のキープ、他アイテムへの色写りの点で注意が必要です。

また素材によっては水洗いNGのものもあるため、洗濯絵表示を良くチェックしてください。

コーデュロイの手洗い手順
1.洗面器などに水を貼り、中性洗剤を溶かす
2.コーデュロイの衣類を裏返しにして畳み、水に浸して優しく押し洗いする
3.数分洗ったら、泡が出なくなるまで水を入れ替えながらすすぐ
4.柔軟剤を溶かした水を衣類全体に含ませる
5.衣類を畳み洗濯ネットに入れ、洗濯機で1分ほど弱いモードで脱水
6.形を整え、日陰で吊り干しする

洗濯機で洗う場合は、裏返しにして畳み、洗濯ネットに入れておしゃれ着モードなど弱いモードで洗いましょう。色写りを防ぐため、他アイテムと一緒に洗うのはおすすめしません。

また、万が一シワになってしまったら、アイロンをかけるのではなく、衣類の裏からや当て布をした上からスチームが◎

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正しいお手入れで冬アイテムを長く楽しんで!

日常のちょっとしたお手入れや、ポイントを押さえた洗濯で、デリケートな冬素材も長持ちします。この記事を参考にお手入れ方法をマスターして、冬アイテムを長く楽しんでくださいね!

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