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ヨーロッパ写真日和VOL.119『トスカーナの名門ワイナリーとシチリアの風景』

こんにちは、吉田タイスケです。今回も前回に引き続き、シチリア半島からワインの旅をお届けします。写真は、夕焼けの葡萄畑を臨む小高い丘の上から。手前に見える白い石は、畑を作る際に見つかった石灰石です。この石がワインに硬質な口当たりを加え、、、←どうでもいい。

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赤ワインが眠るカーヴから。ここはトスカーナの名門中の名門、12世紀から24代に渡りワインを造り続けてきたマッツィ家が、そのポテンシャルに惹かれてシチリアで始めたワイナリー、ジゾラです。

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ワイナリー兼お屋敷を訪ね、ワインを試飲させていただきました。

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インテリアがまた素敵。さすが名門(←??)。

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中庭に咲き乱れる、ブーゲンビリア。

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テイスティングは中庭で。こんなテラスがあったら、毎日ここで食事がしたいですね。ちなみにパリの我が家には、庭もテラスもベランダもありませんが。田舎に憧れる一瞬です。

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木漏れ日がテーブルに影を落として。そういえば今回シチリアで移動中、バスで隣に座ったマダムがイタリアのテレビ番組製作者で、「あなたの知らない10の日本」という番組を今年作ったという話をしていました。イタリア人が知らない10の日本、そのうちの一つが「木漏れ日」。イタリア語やフランス語には「木漏れ日」のような光をひとことで表す単語がありません。「樹の間から光が落ちる」という数語に渡る表現を、日本語はたった一語で表現する、素晴らしい!と、、、。

他にも侘び寂びとか、茶の湯、懐石料理等々、、イタリア人にとっては「日本は生活の中に美の哲学が根ざしている」と思えるそうです。
美学において、イタリアより日本の方がすごいと褒められるのは何だか変な感じですね。お互い、無い物ねだりなのかもしれません。

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何と言ってもイタリアにはパスタがありますし(←は?)。ズッキーニとパセリのペンネ。オリーブオイルと塩、野菜の旨味が白ワインに良く合います。

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食事に供された白ワインはこちら。ジゾラ「アジーザ」。別に回し者でも何でもなく、きれいな酸がある美味しいワインです。飲んで後悔はしませんよ、奥様。
ご興味のある方は、グーグル先生に聞いてみてください。

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メインは仔牛のカツレツと、スライスしたトマト。

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シチリアの旅の途中、ちょっとだけ立ち寄ったバロックの街モーディカ。古代から受け継がれるレシピで今も作られる、夏にも溶けないチョコが人気です。
3年前に某雑誌でここのチョコレートを取り上げて、2日ほど泊まりました。そのホテルが今もあるかと、探してみると、、。

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ありました。ホテルからの景色も良く、シチリアを車で回ろうと思っている方にはオススメです!

CASA TAILA
http://casatalia.it/en/

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また突然場面は変わって、こちらはカターニア。歴史的建造物で、何やらドローンも使ってムービー撮影をしていました。クラシックな装いが建築に似合いますね。

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カターニアの魚市場。イワシは輝き、マグロは踊る。日本の市場に全くヒケをとらないほど、魚は新鮮です。ここで寿司屋もできそうなくらい。
というわけで、駆け足であちこちご紹介しました。次回はシチリア編3回目、カターニアにある元貴族ビスカリ家のお屋敷、ビスカリ宮でのパーティの様子をお伝えします。どうぞお楽しみに。

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