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ヨーロッパ写真日和VOL.176『オードリー・ヘプバーンも暮らした長寿の国、スイスから』

こんにちは、吉田タイスケです。小さなボートから見上げる噴水は、高さ90mに達するという世界一大きなジュネーヴの大噴水。春が待ち遠しい今日この頃、曇天が続く2月は置いておいて、初夏は7月のスイスからお届けします。

知らなかったのですが、ジュネーヴ中央には有料(2euro)で入れる湖辺公園があり、ビーチもあるんです(!)。

水際で涼をとる人たち。今見ると寒中水泳のようですが、写真は7月、泳げるくらいの陽気です。

さて、ジュネーヴからレマン湖沿いに水辺の町へ。ジャズフェスティバルで有名なモントルーから見た眺めです。この時のテーマは「健康で、幸せな長寿」。実は(?)、スイスは世界で日本に次いで2番目に平均寿命の長い国。欧州の中ではもちろん最長です。

スイスの長寿の秘訣のひとつが「幸福度」と言われています。2015年の国連による調査では、スイスが世界で1位でした(ちなみに日本は50位前後で長寿世界一ですが、その辺は置いておいて)。

モントルーの街並み。観光局にマップをもらい、高台を目指して歩きました。

途中にあった小さな水飲み場。まるで南仏みたいですね。

可愛い看板があるとつい撮ってしまう女子力が身についたのは、たぶんフィガロ撮影のせい(笑)。

「鉄くず回収屋」の看板ですが、その下の雨戸のかすれ具合も、窓にかかるレースのカーテンも、ヨーロッパっぽいんです(←曖昧)。

地図を頼りに、ひとりで上まで登ってきました。旅に来たら高台を目指すに限ります。坂道はきついけど、鳥居を立てるならここだなと思えるくらい気持ちの良い場所を発見。『坂』はそもそも『境』と語源をひとつにする言葉ですから、モントルーの「あちら」と「こちら」を分ける場所がここなんです(吉田タイスケ調べ)。

モントルーでも皆海水浴ならぬ、湖水浴。

湖沿いにある、保養施設の中庭。のんびりできそうです。

ヨットでくつろぐ人たち。うむ、寿命が延びそうですね。

こちらはモントルー近辺、光景が世界遺産に指定されているラヴォー地区、ブドウ畑の眺め。ここでできたワインを飲めば、きっと寿命が、、←もういいよ。

さて、少し足を伸ばしてオードリー・ヘプバーンが晩年を過ごした小さな村、トロシュナも訪ねました。

もしこの村に立ち寄ることがあれば、ぜひボル財団ギャラリーへどうぞ。オードリーのオリジナルの大判写真等を所蔵しています。写真で見ても、その瞳に惹きつけられます。

村の外れにある、小さな墓地にオードリーは眠っています。常に添えられるたくさんの花と共に。

オードリー・ヘプバーンが暮らしたトロシュナ村から歩いて10分ほどにある水辺の町、モルジュ。この日は帆船祭りが行われていました。

海と違って湖は常に穏やかなイメージがあるせいか、その周辺の町ものんびりとした雰囲気が漂っています。それぞれ、訪ねればきっと心身共に健康になれる町(?)、スイスはレマン湖のほとりからお届けしました。

ヨーロッパ写真日和VOL.176『オードリー・ヘプバーンも暮らした長寿の国、スイスから』axesedit

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