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『豪華客船で行く地中海クルーズその3 バルセロナとマルセイユ』ヨーロッパ写真日和VOL.205

こんにちは、吉田タイスケです。今回も地中海クルーズの寄港地から。まだ陽が昇りきらない静かな早朝、スペイン・バルセロナ港が近づいてきました。

大型客船の魅力のひとつは、視点が高いところ。遠く色づく遠い水平線が、絵画のようです。

海と、空を見上げる一週間も終わりに近づいてきました。地に足をつけてと言いますが、陸路を移動するのと違って船旅は、海にいるだけでもうひとつの別な世界を旅している気分になれます。

さて、こちらはもうひとつの(?)モッツァレラ。イタリア発で、船内のグルメも売りなこのクルーズでは、モッツアレラチーズも船内でフレッシュなものを作っているんです。

こちらがそのモッツァレラを使った、焼きたてピザ。これからパエリアを撮影&試食しなくてはいけないため、残念ながらピザはお預け。むむむ、、、。

モッツァレラ&ピザをカメラに収めたら、バルセロナを歩きます。一年を通して温暖で、いつも開放的な光に溢れている印象です。

アパート壁面の装飾も華やかに。

何だか街灯も優雅ですね。

バルセロナのシャンゼリゼ、ランブラス通りを横に入った「王の広場」。

こういう広場周辺でめぼしい店はなかなかありませんが、比較的雰囲気の良いテラスを発見。

Le Quinze Nits
http://www.grupandilana.com/es/restaurantes/les-quinze-nits-restaurant#

秋の日差しの中で、サングリアと帽子がお似合いです。

そして地方がちょっと違いますが、日本人的には馴染み深い米料理パエリア。言ってみれば魚介おじやですが、やはりスペインに来たら食べたいですね。ここのパエリアもダシが効いてます。

バルセロナで驚いたのはこちら。フランスでもよく何かに扮装して、目の前の入れ物にコインを入れると何らかのアクションを起こす、という大道芸人の人たちがいますが、バルセロナはその衣装のレベルがすごすぎです。特殊効果そのままのような出で立ちで、迫力満点。子供たちが、怖がりながら喜んでいました。

一都市一テーマということで、パエリアをクリアしたら次は一気にマルセイユへ向かいます。ここは船内の隠しエレベーター。ガラス張りになっていて、海を見ながら移動できます。

秋と言っても陽光が差せば、人で賑わうプールサイド。



さて、スペインからフランスへ。一晩経て最後の町はマルセイユです。荒くれ男の港町、というイメージだったんですが、今回の旅でその勝手なイメージは一変することに。

最近あちこちで見かける町ロゴ。



マルセイユは、荒くれどころか可愛いんです。何度か来たことがありましたが、ブイヤベースを撮ってすぐ帰るような旅で、旧市街を散策することはありませんでした。今回お土産ページのためにマルセイユ石鹸を探して歩いたんですが、街並みの可愛さたるや、パリ以上。

パステルカラーの店舗が並ぶ小道。明るい南仏のイメージそのものです。

ブロカント家具置き場になっている踊り場。

こちらも路地で見つけた、「蝙蝠傘とミシン」ならぬ「ゆりかごにサボテン」。なかなかシュールなのです。

扉の前に座っている姿が絵になっていて、一枚お願いしました。フランス人かと思ったら、アメリカから来ている旅行者の女性。フランスの方が時間がゆっくり流れているみたい、と笑っていました。

光差す港。今回は一週間で6つの町を廻りましたが、イチ押しはマルタ共和国とフランス・マルセイユの2つ。改めてゆっくり再訪してみたいです。

船で旅をするのは初めてでしたが、飛行機のように一瞬で目的地に着かないところに旅情があって良かったです。そういえば、まだ自分の前世がイギリス人のコックだったかどうかを思い出せていないので、新たな船旅&グルメにも挑戦しなくては←こじつけ。次回の舞台はオーストリアへ。古都ウィーンを歩きます。どうぞお楽しみに。

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