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『パリの小さなブティックと、クリスマスイルミネーション』ヨーロッパ写真日和VOL.243

こんにちは、吉田タイスケです。これを書いているのは年の瀬も近いパリ。とある額縁屋さんのドアには、ギフトラッピングのように赤いリボンがかけられていました。気が利いていますね。

今回は前回に続き、パリ2区にあるファッションデザイナー・ドリスのブティックを案内してもらいます。

オペラ座もある中心街、モリエール通りにドリスのブティックMaison Dorisはあります。

約束の時間に黄色い自転車で現れたドリス。郵便局の自転車みたいだねと言っていたら、まさにフランス・ポストの自転車を中古販売サイトで購入したものでした!

小さなブティックを案内してもらいました。幅広い年齢層が着られる洋服をデザインしたいというドリス。入り口近くにあったコートは、羽織るガウンのようなイメージです。

元々ヴィンテージミックススタイルが好みということで、ブティックにはヴィンテージの小物なども置いてあります。

2016年から展開している「mon homme」シリーズ。直訳すると「私の男」。彼氏や夫、愛人(?)の洋服を着ているような、マニッシュなスタイル。

「あなたが着ているようなスタイルがほしいんだけど」と顧客に言われることも多く、ヴィンテージジーンズなども扱っています。

もう一着は20世期前半に活躍したフランスの女性作家、コレットのイメージを重ねてコーディネイト。移り変わるモードに興味はないの、と話すドリス。「自分が作りたいものはオートクチュールに近い、その人に合った定番。なくならないもの、続くものをデザインしたい。このグリーンのロングベストは20代から80代まで着られるわ」

同じデザインでも生地を選べたり、オーダーによっては細かいディティールの調整も可能。ドリスに会いにブティックに寄るお客さんも多いそうです。元々映画関係のスタイリストをしていたことから、シューティングなどに使われることも多い、メゾン・ドリス。デザイナーも売り子も一人、パリの小さな小さなブティックをご紹介しました。

Maison Doris
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さて、帰りがてら毎年恒例(?)、パリのクリスマスイルミネーションをいくつかご案内いたします。

大手メゾンが並ぶ、サントノーレ通り。

ポーランド教会前に、サントーレ商店街組合が設置した気球がありました。記念写真スポット。その横にはディオール 。イタリアのルミナリエ(神戸でもお馴染みですが)を模したような、賑やかなイルミネーションです。

マドレーヌ広場近くのブティックも、おもちゃ箱のよう。

今年はコロナ禍もありクリスマスの装飾も割と地味ですが、変わらず美しいパリの夜景。

街路樹も光をまとって。

グッチのショーウィンドウ。

こちらはエルメス本店。モチーフは垂れ下がる植物、、でしょうか、、。

二匹のパンサーが見守るのは、カルティエ。各メゾンのカラーが出ていて面白いですね。

カラーといえば、虹色のテーマパーク感があるのはヴァンドーム広場のルイヴィトン。

そのショーウィンドウ。ケープが可愛いですね。

キラキラしていますが、渋滞です。本来12月は一年でいちばん街が賑わう季節。12月半ばの現在は、カフェ・レストラン以外の小売店はオープンしています(飲食店は持ち帰りのみ)。予定では1月下旬から、全ての店が通常通りに営業を再開することになっています。

早く元気なパリが戻ってきますように。皆さんもご自愛の上、お過ごしください。

「コーディネイション:Tomoko Yokoshima」

『パリの小さなブティックと、クリスマスイルミネーション』ヨーロッパ写真日和VOL.243staff

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