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ヨーロッパ写真日和VOL.261『夏は小物の季節。パリのファッションスナップ』

こんにちは、吉田タイスケです。日本では春が入学式・卒業式で出会いと別れの季節になりますが、フランスでは学校は9月に始まり、卒業は夏休み前の6月です(世界ではこちらが多数派)。しかも、日本のように「入学式」「卒業式」にあたるものがないので、例えば卒業に際して校長先生の訓示をじっと聞くこともなく、卒業生代表のスピーチも校歌斉唱もありません。

「ないのが当たり前」の国から見ると、「なぜそんな行事が必要なのか?」と思えてくるから不思議です←卒業式でしんみりしていた昭和世代。逆に日本から見れば、「なぜ式典がないの?」となるでしょう。そんな不思議の国フランスから、今回もファッションスナップをお届けします。

「今日はこれからビストロで集まって、皆で乾杯するの」

大学の学位授与式の帰り道という二人。卒業式がなくても今日が最後の一日なので、ザラやエタムなどのカジュアルブランドながら少しだけフォーマルに。

こちらはグリーンのグラデーションが爽やかなジュリエット。航空会社勤務で、昼休みにこれからアジア料理店でランチをとるところ。ちなみに右背景に「ラーメン」の赤いノボリが写り込んでいますが、ちゃんとパリです。いまやパリでもラーメンは大人気。

バッグはルイヴィトンのカプチン。

ミニスカートはBershka、足元はコンバース。脚が長いせいか、バランスが良く見えます。

続いて青いローブがまるで浴衣のように思えた、保険会社勤務のジュリー。ローブはBa&sh、鞄はMiu Miu。声をかけたこの日がなんと誕生日で、これから母親とのランチ&ショッピング。お誕生日おめでとうございます!

夏はシンプルで露出の多い洋服が多い分、アクセサリーで印象がだいぶ変わりますね。皆、ブレスレットは重ね付け。

ヒールのあるサンダルはセリーヌ。

こちらもブルー。紺と白のコントラストが爽やかなナタリー。シースルーとデニム素材の相性も良いですね。買い物の途中に一枚お願いしました。シャツはLa fée Maraboutée。

シルバーのブレスレットにイブサンローランのクラッチバッグ。

靴はアディダス。スニーカーとバスケットシューズはパリジェンヌ御用達です。

マニッシュなイメージが好きなナタリー。時計はロレックスがお気に入りです。

続いて一際リゾート感溢れていたのは、ブルターニュ地方から仕事でパリに来ているというマリー。今日は夫婦でパリ中心部にショッピング。ローブはALBERTA FERRETTI。

バッグはディオール。サンダルはサントロペで三代続いているK.Jacques。

ブレスレットはエルメス。

パリ、サントノーレ通りにあった伝説のセレクトショップ「コレット」は現在イブサンローランになっていますが、そのコレットのクリエイティブ・ディレクターであり、バイヤーをしていたサラと偶然に出会いました。今日は美容院に行ってきた帰り。いつもはスニーカーなんだけど、、となぜか恥ずかしそう。全身黒のコーディネイトでも襟や袖の形、スカートの素材感違いでリズムが生まれています。

バレンシアガのバッグがかわいすぎです。

さて、自然体、リラックス、自分らしく、というような言葉が似合いそうなパリジェンヌのゾエ。普段はアクセサリーデザイナーです。トップスはザラ、スカートとカゴバッグはMango。

籠バッグは夏らしく、ピクニック感(←なにそれ)があります。

ブレスレットは定番カルティエ。文字が入っているものは娘さんの名前です。

最初に目に止まったのがこのメキシコ風イヤホンコードでした。コードがないものよりも、コードまでアクササリーになるという発想もアリですね。

こちらは子供を迎えに行く途中というジェラルディーヌ。普段からコーディネイトではミックス感を大切にしていて、今日はサングラスとバッグ以外はカジュアルブランドでまとめています。

バッグはシャネル。

こちらはお子さんへのお土産。トウモロコシからできていて、湿らせてそれぞれを積木のようにくっつけることができるおもちゃ。

大振りなサングラスはプラダ。

背筋に一本芯が入っているような、颯爽とした歩き姿で思わず声をかけたのがこちらのマダム。今はメイキャップアーティストですが、元ダンサーのリン。やはり。ニューヨークに10年間住んでいて、最近パリに戻ってきたばかり。アグレシッブなニューヨークに比べ、パリの空気はほっとするそうです。デニムは日本の45rpm。

バッグはフェンディのヴィンテージに、自分でオリジナルの紐をつけています。

爽やか籠バッグ。夏を持ち歩いているようです。

バンダナ、ピアス共にヴィンテージ。ブレないスタイルを生き方にも洋服にも持っている雰囲気が、カッコいいマダムでした。

18世紀後半のナポレオンのエジプト遠征にちなむ、パリ1区ピラミッド通り。

ちょっと番外編。パレ・ロワイヤル公園の回廊で時代を逆行しているのはプライベートパリガイドのガブリエル。18世紀の衣装を着て、これからお客さんをお迎えに行きます。

「王宮のお茶会に遅れてしまいますので、ここで失礼いたしますわ」←イメージです。

さて、公園の並木道でノートにペンを走らせているのは、大学で歴史を学んでいるマリア・ソフィア。

木漏れ日の中で、サングラスにも初夏が映り込みます。

元は宰相リシュリューの城館の敷地だったパレ・ロワイヤル。17世紀から続く歴史の中で、ここに行き交ったさまざまな人を空想しながら、思い浮かぶままに言葉を綴ります。

一族のイニシャルがモチーフになっている指輪は祖母から譲られたもの。なんだか魔法が使えそうな、、。

鞄も祖母から。ハイブランドは身につけていないものの、どこかお育ちの良い雰囲気のパリジェンヌなのでした。

出張の帰りにランチを済ませたところ。Max Maraヨーロッパのマネージャーでマドリッドに住んでいるエレナ。絵画のような花柄が目立っていました。シャツとデニムはMax MaraのカジュアルラインSport Max。

鞄はプラダ。

時計はカルティエを愛用しています。

足元はスペイン王妃もお気に入り、スペインブランドのmalababa。

さて、最後はアメリカ出身、ロンドンで学生生活を送るエトランゼのジョゼフィーヌ。パリには彼氏に会いに来ました。

カメリアの型押しが華やかなバッグはシャネル。

好きなブランドはプラダ。デザインが可愛いから。黒は自分のユニフォームみたいなもの。「最近彼と日本に行ってきたんだけど、温泉がサイコーだった!」と嬉しそうでした。ですよね。

最後はなぜか日本食と温泉の話題で盛り上がった、パリファッションスナップをお届けしました。次回はまたパリジェンヌのアパルトマンをご紹介します。どうぞお楽しみに。

Coordination: Tomoko YOKOSHIMA

ヨーロッパ写真日和VOL.261『夏は小物の季節。パリのファッションスナップ』Takashi -タカシ-

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