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『53年ぶりのオートクチュール、バレンシアガのショー会場前スナップ』ヨーロッパ写真日和VOL.265

こんにちは、吉田タイスケです。前回に引き続き、パリ・オートクチュールコレクション、ショー会場前から。今回は53年ぶりにオートクチュールコレクションを発表する、バレンシアガです。

かつて、クリストバル・バレンシアガ氏が拠点としたジョルジュ・サンク通り10番地。ここが今回のショー会場になります。

隣のショップスタッフも、来場するゲストを見学中。

こちらはさらにもう一軒隣のビストロ。トリコロールな設えが目をひきます。

そのビストロ前を歩いてきたのは全身ラメ、サングラスにSF感(?)のあるマダム。

こちらはバレンシアガのウエスタンブーツとアワーグラスバッグが、ピンクキャップに負けない存在感。

通りの向こうからは、石畳をモノトーンな装いで。

他ブランド同様、セキュリティに配慮した会場ではほとんどのゲストが車で入り口まで案内されます。

というわけで今回、スナップは基本ショーが終わってから出てくる人を待って撮影しました。

こちらはゲストを案内するスタッフが身につけていた、Bバッグ。

スタッフはそれぞれが違うバッグを着用。こちらは底が曲線になっている、エレガントなアワーグラス。

ヴィンテージなイメージですが、クレージュの新作ジャケットにデニムを合わせてカジュアルに。

こちらはゴージャス感のある、全身花柄コーディネイト。

こちらも明るい花柄で。蛍光色のバッグとハイヒールが、ほんとに発光しているようです。

マニッシュな雰囲気に、ハイヒールと重ねたネックレスのバランスが絶妙なマダム。

こちらはスカートの大胆な唐草模様(?)に、親近感を覚えてしまったコーディネイト。

そしてアメリカ版ヴォーグ編集長、ファッションの代名詞アナ・ウィンター。映画「プラダを着た悪魔」でメリル・ストリープが演じた鬼編集長役のモデルになったとも言われています。明るい花柄のローブに蛇皮のブーツがスタイリッシュです。隣を歩くムッシューのスーツ&靴もユニーク。

黒のグラデーションでまとめたコーディネイトに、一輪の赤いカーネーションが目立ちます。今回のショーでは、バレンシアガ氏の生まれ故郷であるスペインを象徴する赤いカーネーションが、各ゲストに渡されました。

こちらは全身斜めボーダーが、不思議な模様に見えてくるマダム。

さて、当日の会場はこんな賑わいでした。おそらくは有名な俳優かミュージシャンが降りてきたところ(想像)。

こちらのムッシューですが、、←結局誰か分からない。

再びカーネーションへ。カジュアルなデニム上下にキャメルレザーの小物が上品さを加えます。

バッグはこちら。

バレンシアガが53年ぶりのオートクチュールということもあり、ファッション関係者の注目を集めていました。こちらもパリコレの顔、去年まで国際版ヴォーグのエディターも務めていた、ファッションジャーナリストのスージー・メンケス。

こちらは紅一点ならぬ紅二点。カーネーションなしでも、スペインの赤を体現していました。

こちらはビストロの藤の椅子と相まって、足元のエスパドリーユがリゾート感を強調していたマダム。南に出かけたくなります。

こちらはショーのゲストではないのですが、トレンチに籠ネコが可愛すぎて思わずお声がけしました。現在旅行中とのこと。いつもこうして出かけているそうです。白い毛並みがベージュともぴったり似合っています。おとなしいですねえ。

さて、最後は猫に続いて犬です。会場前の賑わいを穏やかに見つめる賢犬。ガードマンさんの飼い犬か、微笑ましいと思ったらそうではなく、この犬自身がショー会場で仕事をしているスペシャル犬でした。

「こんにちワン。こう見えて明け方4時から仕事してるよ。爆弾検知犬です」

ええーーー、驚きました。各ブランドで隙間という隙間まで、ワンワンチェックでテロに備えているそうです。華やかなショーの舞台裏には、こんなスタッフも働いているんですね。早朝からおつかれさまです!と犬に敬礼をするオートクチュールでした。次回は常に時代のモードを牽引する、ジャン・ポール・ゴルチエのショー会場前からお届けします。どうぞお楽しみに。

『53年ぶりのオートクチュール、バレンシアガのショー会場前スナップ』ヨーロッパ写真日和VOL.265Takashi -タカシ-

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