ライフスタイルにプラスになる、ファッショナブルな情報を発信。-abox-

1,101

『パリのセレクトショップ、オーナー兼デザイナーのご自宅をご紹介』ヨーロッパ写真日和VOL.281

こんにちは、吉田タイスケです。久しぶりにパリジェンヌのインテリアをご紹介。今回はパリのセレクトショップ、FrenchTrottersのオーナーご夫妻宅から。ブラウスのシルエットもエレガントなキャロル。

FrenchTrotters
https://www.frenchtrotters.fr/fr/

プライベートなご自宅も、まるでセレクトショップです。何を買って帰ろうかな、、←違う。

「インテリアのポイントとして、『色と形』にこだわりたい」と話すキャロル。本の背表紙の色まで、全体に調和しているように見えてきます。旅や日々の生活の中での発見と共に、棚に並ぶものも変化していくそうです。

インスピレーションを受けるという、お気に入りの本を選んでもらいました。

Apartamento
https://www.apartamentomagazine.com/

現在のテーマは地中海。棚に並ぶオブジェと色、一枚の絵画のようですね。

サロンの棚は左がご主人のクララン、右がキャロルと別れて飾っているそうです。そう言いながら「でも、左にも私のモノが侵食しているんだけど」とキャロルは笑います。

色のアクセントがある棚がキャロル。

また、キャロルは花が大好きで、いつも部屋に飾っては写真に撮り、私家版写真集も作る凝りようです。

ドライになった花たちが、部屋のあちこちの賑わいになっていました。

花の選択もただ綺麗なだけではない、ちょっと独特のセンスがあります。

こちらは「何の花か覚えてない」ということですが、やはり『形』にこだわった感がありますね。

白を中心に、日当たりの良いサロン。

キャロルが着ているのはFrenchTrottersのみで扱うPomandereがデザインしたルック。足元はMichel Vivien。

Pomandere
https://www.pomandere.com/fr/


Michel Vivien
https://www.michelvivien.fr/

こちらにもドライフラワーが。この花瓶もありそうでない感じ。3つの高さが違うところにリズムがあっていいですね。

ベンジャミンでしょうか。ちょっとした台があると、存在感が違います。

寝室にある椅子。このギャラリー感、ホテル感はどこから来るんでしょうか。

シンプルな台所。

サロンの飾り棚もそうですが「モノを置きすぎない」というのもインテリアのポイントのひとつ。どうしてもモノ同士をくっつけて限界まで棚に詰めてしまいますが、そこを敢えて空間を開けることで、「飾られている」感が出るような、、←自信がなくなってきた。

ここでのんびり過ごすのがお気に入りとキャロルが話す、自然光も入って開放的なバスルーム。こちらでは珍しいんですが、シャワーブースとバスタブが隣り合わせに並んでいることで、日本では当たり前の「洗い場」を実現しています。パリではものすごくレアです(羨ましい)。シャンプーやボディーソープの置き方も、やはり一定の間隔を置いて。

あちこちで出会える、ドライフラワー。

統一感のある調味料コーナー。

こちらは木の暖かみがある寝室。居心地の良い空間です。

枕元の棚も、「ディスプレイ」という表現が似合います。

香水やルームスプレーを置いている、コーナーの飾り棚。

クローゼットの中を見せてもらいました。

Pomandereのブラウスがお気に入り。クラシックでフェミナン、着心地の良さそうなイメージがキャロルにお似合いです。

暖炉の上にメイク道具が並びます。

普段はこの暖炉の飾り棚(?)がドレッサー代わりとなっています。そんなところもパリっぽい。

こちらはおばあちゃんの時代を彷彿させるという、Anne Thomasのアクセサリー。フランスでは新旧のイメージをうまくミックスさせている人が多いですね。

Anne Thomas
https://www.annethomas.fr/

どことなくクラシック。

指輪はレポシ。

もう一つ小部屋があり、こちらは読書ルームとなっています。

靴が好きというキャロルに、お気に入りのコレクションを見せてもらいました。

お気に入りのブランドは、上述しましたが今でも職人の手仕事が続けられているというMichel Vivien。

「女性らしさがありながら、靴として快適なところが気に入っているんです」

こちらの花瓶は靴の色に通じるものがあります。どこか自然を感じる色。

お気に入りの鞄二点。APC(右)とセリーヌ(左)。ブランドは違えど、スタイルは共通しています。70年代風ルックにゴールドの留め金。

こちらもお気に入りの本。美しく、挑発的なGuy Bourdinのファッション写真からは、多くのインスピレーションをもらっているとか。

「自分の世界」がわかっていて、それをインテリアにも取り入れているキャロル。花に囲まれ、自然の近くにありながら、アーティで居心地の良い空間。お洒落パリジェンヌのインテリアを拝見しました。次回の更新もどうぞお楽しみに。

Coordination: Tomoko YOKOSHIMA

『パリのセレクトショップ、オーナー兼デザイナーのご自宅をご紹介』ヨーロッパ写真日和VOL.281Takashi -タカシ-

関連キーワード

関連記事