アメリカ発のブランドで日本でも非常に多くの人に愛されているCOACH(コーチ)。ブランドの中では比較的値段も安くアイテムも手に入りやすいため、非常に親しみのあるブランドと言えるのではないでしょうか。今回はそんなコーチの人気の理由を紐解いていきたいと思います。
Original Update by Instagram
1941年にニューヨークのマンハッタンで創業したコーチ。創業当時は「マンハッタン・レザー・バッグズ」という名前であり、野球のグローブの製法にインスピレーションを受けグローブと同じ革を使用したバッグをアメリカ国内で生産する比較的小さなファミリー企業でした。しかし1979年にルー・フランクフォートがCEOに就任したことが契機となり、コーチは一介の革製品会社から徐々に国際的ブランドにまで成長し現在に至っています。
コーチの特徴はアクセシブル・ラグジュアリー。つまり手の届く高級品とされ、ヨーロッパのラグジュアリーブランドと比べるとコーチのアイテムは価格帯がリーズナブルに設定されています。決して安くはありませんが、少し手を伸ばせば手の届くといった絶妙なポジションを作り上げています。
Original Update by Instagram
実はコーチには2つのラインがあるのをご存知でしょうか?同じコーチでもデパートなどで取り扱いのある「ブティックライン」とアウトレットモールなどに出店している「アウトレットライン」の2つのラインに分けられています。
アウトレットと言うとお店で出品していたものに傷が付いたものやB級品、売れ残りものといったイメージがあるかもしれません。しかしコーチのアウトレットラインはそういったものではなく、アウトレットラインの商品はアウトレットライン用の商品としてブティックラインのものとは別に製造されており、全て新品で傷などもほとんどありません。アウトレットラインと言われていますが、他のブランドでも耳にするセカンドラインやカジュアルラインといった位置づけのようなものと考えると良いかもしれません。
もちろんアウトレットラインもブティックラインでも正規品には違いないので、日本全国の直営店で修理やメンテナンスといったアフターケアを受けることが可能なので、安心して使用することができますね。
Original Update by Instagram
コーチは日本で非常に人気のあるブランドですが、世界的に見ても日本はとりわけコーチの人気が高い国だと言われているようです。その証拠としてコーチのグローバル展開を見ると、アメリカに次いで日本が2番目に進出している国であることが挙げられます。
1988年に三越と提携し比較的早い段階から日本に進出しており、これは他の国への進出が2000年代後半からと言うことを考えれば非常に早いことだと言えるでしょう。そんな日本でコーチがブレイクしたのは2001年に現在ではコーチを代表するシグネチャー・コレクションが発表されたことがきっかけとされています。シグネチャーとはサインを意味し、コーチの頭文字である「C」のロゴをモノグラムとしてあしらわれたデザインは多くの日本人の心を射止めたのです。
今ではコーチと言えばこのシグネチャーのアイテムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
Original Update by Instagram
コーチと言えば攻めたデザインというよりも、どこか落ち着いた“優等生”感のあるイメージが強いブランドでした。しかし2013年になるとコーチの改革が始まります。2013年にコーチの黎明期を支えてきたと言っても過言ではないリード・クラッコフ氏がコーチを離れると、新しいデザイナーとしてLoewe(ロエベ)のクリエイティブ・ディレクターなどを経験しているスチュアート・ヴィヴァース氏が就任しました。
彼が発表するコレクションは今までのブランドイメージを踏襲しながらも、長年他のブランドで培ってきたブランディング力を発揮し従来のターゲット層に加え、新規の若い層からの人気も集める“新生コーチ”として新たに生まれ変わりました。
2017年SSのニューヨークコレクションでは、アメリカのカウンターカルチャーを表現し、かつてわき起こった反抗心や自由な若者のカルチャーをロックな精神によって表現しており、いたるところにロックなテイストを見ることができます。
2014年から大きな方向転換を図ったコーチ。優等生ながらもどこか退屈さを感じてしまう今までのコーチから退屈さが一気に無くなり、今では注目すべきブランドの一つと言えるでしょう。75周年を迎えた今なお勢いづいたコーチから今後も目が離せません。
スタイリッシュな佇まいにメタルロゴが映える一品。底マチが広く、開閉口はファスナーで閉じられるので通勤・通学用としてもおすすめです。
スーツやオフィスカジュアルにもマッチするシグネチャー柄のトートバッグ。肩に掛けられる長さのストラップで持ちやすさも抜群です。内側の仕切りはファスナーポケットになっており貴重品や小物の整理もスムーズ。
上品なシグネチャー柄にセンターのロゴがワンポイント。アコーディオン状に広がる構造で、中身を取り出しやすく、たっぷり収納してもスマートにまとまります。
ぷっくりとしたキルティングが高級感を演出する折り財布。小銭入れの開け口はL字ファスナーになっておりお会計時もスムーズ。定期券などの収納に便利なIDウィンドウ付き。