2025年秋冬は、クラシックな安定感と未来的な躍動感が共存するカラーパレットが注目の的に。一見対照的に見える色同士が共存することで、組み合わせ次第で個性を引き出せるのが今季の特徴です。
今回は、25AWで特に押さえておきたい3つのトレンドカラーを厳選。それぞれの色の魅力と、今の時期からでも取り入れやすいアイテムをご紹介します。
2025秋冬のトレンドカラーは?
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2025年秋冬シーズンのカラーは、自己表現への力強い欲求と、心地よさや安らぎを求める傾向が色濃く反映されています。パンデミックを経て、ファッションにおける「癒し」や「心地よさ」は引き続き重要視されていますが、一方で日常に活力を与える鮮やかな色への関心も高まっています。
今季は、温かみのあるニュートラルカラーをベースに、鮮やかなアクセントカラーや意外性のあるクリアカラーを取り入れるスタイルが主流。単に落ち着いた色だけ、あるいは派手な色だけ、というわけではなく、深みのある色で品格を保ちつつ、ところどころに遊び心やエネルギーを感じさせる配色が、洗練された大人の秋冬スタイルを完成させます。
この冬のスタイルを彩る注目の3色を厳選
今季のトレンドカラーの中から、特に注目度が高く、日常のコーディネートにも取り入れやすい3色をピックアップしました。それぞれのカラーイメージを知って、ワードローブに賢く取り入れてみましょう。
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今季、最も存在感を放つのが「レッド」です。深みのあるチェリーレッドや、青みを帯びたルビーレッドなど、鮮やかでありながら落ち着きも兼ね備えたトーンが注目されています。情熱的なエネルギーと大人の洗練さを両立でき、コーディネートに一点投入するだけで全体の印象を引き締め、自信に満ちたパワフルな女性像を演出できます。
ジャンニ キアリーニのマルチェッラは、スタイリッシュなスクエア型のフォルムで、毎日の通勤や週末のお出かけなどシーンを問わずに活躍します。底マチ付きでしっかりとした収納力もあり、取り外し可能なポーチが付属しているのも魅力です。
薄手で軽量ながら、保温性に優れたダウンベスト。胸元にあしらったロゴパッチがアクセントになっています。スナップボタンでさっと着脱できるのも嬉しいところ。肌寒い時期に活躍すること間違いなしのアイテムです。
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秋冬の定番でありながら、今季改めて注目されているのが「ブラウン」。チョコレートブラウン、赤みのあるテラコッタ、まろやかなキャメルなど、幅広い色調がランウェイを彩りました。ブラックよりも柔らかく、ベージュよりもリッチな印象を与え、上品さとリラックス感を兼ね備える万能カラーです。上質なウールやカシミヤ、レザーアイテムと合わせると、スタイル全体の格を上げてくれます。
ウエストベルトを締めることで、女性らしいシルエットを演出。しっかり厚みのある生地なので、寒い季節のお出かけに活躍します。ベルトは取り外し可能のため、スタイリングに合わせて着方を変えられるのも魅力です。
コロンとしたシルエットに、ブランドらしい上質感が光るデザイン。アクセサリーのような存在感で、コーディネートに遊び心をプラスします。付属のストラップをつければ、肩掛けや斜め掛けでも使用が可能。リップやイヤフォンなど、さっと出したい小物をINするのにぴったりです。
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秋冬の重厚な色に新鮮さをもたらすのが「アイスブルー」です。氷のように澄んだ色合いがクールな透明感を演出し、ウールやニットなど重めの素材に軽やかさをプラスします。グレーやシルバーとの相性がよく、都会的で洗練された印象を与えます。
マルニのマフラーは、鮮やかな色使いや遊び心あるデザインが魅力。柔らかな素材感と独自のパターンで、シンプルな装いにもモダンなアクセントを加えてくれます。
胸元にアイコニックなロゴをあしらい、シンプルなデザインの中にアクセントを効かせた1着です。ソフトタッチで着心地がよく、リラックスシーンからデイリーな着こなしまで幅広く活躍します。
まずは一点投入を。トレンドカラーで秋冬スタイルを賢く先取り
2025年秋冬のファッショントレンドを先取りするなら、まず色から取り入れるのが効果的です。今季注目の「レッド」「ブラウン」「アイスブルー」は、それぞれ異なる個性を持ちながら、日常のスタイルに新鮮さと洗練をプラスしてくれます。
力強さと自信を与えるレッド、安心感と上品さを演出するブラウン、そして軽やかさと清涼感を添えるアイスブルー。普段身に付けるちょっとした物もトレンドカラーを意識して取り入れれば、季節のムードを一足先に楽しむことができます。冬本番に向けて、これらのカラーを上手に活用し、スタイリングの幅を広げてみましょう。
この記事の執筆者・監修者

流行を追うだけじゃない、“自分らしいおしゃれ”を大切にするaboxのファッションエディター。
ライフスタイルとリンクするファッションの魅力を、リアルな視点と編集力で切り取るのが得意。休日はギャラリー巡りと古着屋探索がライフワーク。