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洗濯できるかは繊維次第?ニット製品のお手入れ

秋冬のコーディネートに欠かせないニット製品。その素材には、洗濯機で簡単に洗えるタフな繊維もあれば、クリーニング屋さんに頼んでも縮んでしまうようなデリケートな繊維もあります。ウールやカシミヤ、コットンなど、それぞれの繊維の特徴を理解して、お気に入りのニット製品を長く愛用しましょう。

■ニット製品とは

ニット(Knit)とは、日本語に直訳すると編み物のことです。ニットはカーディガンやセーターなどのトップスはもちろん、帽子や手袋、肌着などの素材としても重宝されています。ニット製品に加工される糸の素材としてはウールやカシミヤ、レーヨンなどのさまざまな繊維が使われており、素材によってさまざまな風合いが楽しめるのが魅力です。

ニット製品は幅広いコーディネートに使える反面、それぞれの繊維の特徴に合わせて洗濯や保管に気を遣わないと、型崩れや虫食いなどに見舞われやすいという難点もあります。上質なニット製品は、お手入れを怠らなければ10年、20年と着続けられる耐久性を持っているので、それぞれの繊維の特徴を理解して、大切に扱いましょう。

■天然繊維と化学繊維の違い

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ニット製品のもとになる糸には、天然繊維と化学繊維があります。

天然繊維は、絹やウール、カシミヤなどに代表される動物繊維と、綿や麻、ジュートなどの植物繊維に分類できます。動物繊維は弾力があるため、空気を多く含む布地を作ることができるというのが最大の長所です。植物繊維は、植物の細胞壁からとれたセルロースを主成分としており、熱や洗濯に強く、吸水性にも優れているのが特徴。動物繊維や植物繊維は、自然界からとれる量に限りがあるため、その希少性によって値段が高額になるものもあります。

ナイロンなどの化学繊維は、動物繊維を模して人工的に作られた繊維で、主にプラスチックを原料に作られます。また、ペットボトルや木材パルプを溶かして繊維に作り替えた、レーヨンなどの再生繊維も化学繊維の仲間です。しなやかさと丈夫さを併せ持つ化学繊維は、スポーツウェアや衣服の裏地、カーテンなどに広く用いられています。

■素材別!ニットの洗濯・乾燥・保管方法

ここからは、ニット製品を長持ちさせるためのお手入れ方法をご紹介します。それぞれの繊維の特徴を知って、洗濯や保管に活かしましょう!

□コットン(綿)

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ワタからとれる天然繊維のコットンは、サマーニットに使われることが多い素材です。洗濯機で洗える製品も多いのですが、洗濯時に洋服同士が絡まると、伸びてしまうことがあるので、必ず洗濯ネットに入れてから「手洗いコース」などに設定して優しく洗いましょう。

お手入れのポイント
・洗濯ネットに折りたたんで入れる際は、汚れの目立つ部分を外側にする。
・刺繍やボタン、レースなどがついているものは、洗濯機にかけず手洗いする。
・干すときは、服の重みでニットが伸びてしまわないように、平干し用ネット台を使う。

□ウール(羊毛)

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弾力に優れ、シワになりにくいウールは秋冬用衣類に多く用いられています。ウールは水に濡れると収縮し、固くなる性質があるので、手洗いする際は必ずおしゃれ着用の中性洗剤を使いましょう。食べこぼしや汗がついたウール製品は虫食いの被害に遭いやすいので、タンスにしまうときは、洗濯やクリーニングできれいにしてから保管しましょう。

お手入れのポイント
・水洗い不可マークがついているものは、家庭で洗わない。
・温水は縮みの原因になるので、お風呂の残り湯などでの洗濯は控える。
・日光による黄ばみや色あせを防ぐために、日陰で平干しをする。

□シルク(絹)

優雅な肌触りと美しい光沢が特徴のシルクは、非常にデリケートな素材です。虫食いやカビの被害、日光による黄ばみ、汗による色落ちなど取り扱いに注意すべき点はいくつもあります。シルク製品をいい状態で着続けるために、洗濯はクリーニング屋さんに依頼するのが無難です。

お手入れのポイント
・汗が付着したら、固く絞ったタオルなどでたたき、その日のうちにクリーニングに出す。
・クローゼットやタンスには防虫剤を入れ、虫食いを防ぐ。
・手洗いする場合は、おしゃれ着用の中性洗剤を用意し、水にくぐらせる感覚で優しく洗う。

□カシミヤ

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カシミヤは中国やモンゴル、イランなどに生息する山羊からとれた動物繊維です。繊維が非常に細く、保温性と伸縮性に優れています。しなやかで型崩れを起こしにくい繊維ですが、毛玉がつきやすいため、品質を長持ちさせるには、できるだけクリーニングの頻度を抑える必要があります。

お手入れのポイント
・水分のついた部分がシミになりやすいので、水や汚れが付着したらすぐにふき取る。
・着用後は天然繊維のブラシを使ってブラッシングをし、ホコリを落とす。
・手洗いする場合は、おしゃれ着用の中性洗剤を用意し、水にくぐらせる感覚で優しく洗う。

□レーヨン、アクリルなどの化学繊維

ニット製品には天然繊維のほか、アクリルやレーヨンなどの化学繊維も使われます。化学繊維で作られたニットは基本的に天然繊維よりも安価で買え、家での洗濯も簡単です。それぞれの衣服の表示に従い、然るべき方法でお手入れをしましょう。

お手入れのポイント
・アセテートなどのアルカリに弱い繊維の洗濯には、おしゃれ着用の中性洗剤を使う。
・レーヨンやキュプラはシワになりやすいので、脱水時間は短めにする。
・ナイロンやポリウレタンは日光で黄ばみやすいため、直射日光が当たらない場所で干す。

カーディガンやセーター、帽子はもちろんのこと、最近はボトムスにまでニットの人気が波及しています。冬物衣類を整理したら半分以上がニット製品だった!なんてことも珍しくないでしょう。お気に入りの洋服を長く着るために、繊維の特徴に合わせたお手入れを実践してくださいね!

洗濯できるかは繊維次第?ニット製品のお手入れTakashi -タカシ-

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