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ヨーロッパ写真日和VOL.140『イヴ・サンローラン美術館とパリジェンヌルック』

こんにちは、吉田タイスケです。今年の冬は珍しくパリも積雪がありました。15cmくらいでしょうか。日陰にはまだ雪が残る冬の1日、8区はアルマ橋の袂にある、イヴ・サンローラン美術館へと向かいました。

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アルマ橋から望むエッフェル塔。

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街のあちこちに駐輪場があるレンタル自転車「ベリブ」は第二世代になり、色もグレーからグリーンに。

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マルソー通りの角、ナポレオン様式の建物がイヴ・サンローラン美術館。1974年から2002年まで28年間、メゾンの本社はここに置かれていました。

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美術館エントランス。交流があったアンディ・ウォーホルの作品が飾られています。

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一つ目の部屋に書かれた言葉、『流行は過ぎていくが、スタイルは永遠だ』。

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1975年、フレンチヴォーグのために撮影されたスモーキングルック。写真家はヘルムート・ニュートン。自分にとって、イヴ・サンローランといえばこの『スモーキング』が代名詞になっています。
今となっては「宝塚みたい」という感想が聞こえてくるかも知れませんが、1966年当時、サンローランがこのスモーキングルックを女性に提案したのは画期的なことでした。

何といっても、1800年に「女性はズボンの着用を禁止する」という条例が制定されたパリ(形骸化していたとは言え、条約が廃止になったのは2013年!)。1960年代にサンローランが、史上初めて既製服として女性用パンツルックを販売するようになって、ファッションは大きく変わります。言ってみれば、このスモーキングが現在に繋がるパリジェンヌルック(パンツルック+女性らしい要素)の元祖なんですね。

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貴重なデッサン画などの資料も、展示されています。

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職人達の技が光る、イブニングジャケット。

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2階のサロンには、様々な時代からインスピレーションを受けたコレクションが展示されています。「エレガンス」という言葉を嫌っていたというサンローランですが、この部屋にいると、ディオールのエスプリを引き継いだエレガンスしか感じません。

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コサージュ使いが愛らしいドレス。

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ここに体現されているのは、シンプルで力強いエレガンス。

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奥の部屋では、当時のアトリエの様子が忠実に再現されていました。アンディ・ウォーホルの作品にもなった愛犬の写真もそのまま。

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当時の映像から。

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サンローランは大の犬好きで、生涯に4匹のフレンチブルを飼っていたそうです。名前はいつもムジーク。彼らは常に飼い主の側を離れなかったとか。偉大なる天才クチュリエを支えていたのは、いつも陽気なフレンチブル=フランスのモードを支えたのはフレンチブルということになりますね←あれ?

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アトリエの窓から。サンローランもここから、中庭や空を眺めていたかも知れません。フランスの文化遺産、イヴ・サンローラン美術館からお届けしました。次回もどうぞお楽しみに。

ヨーロッパ写真日和VOL.140『イヴ・サンローラン美術館とパリジェンヌルック』staff

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