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ヨーロッパ写真日和VOL.153『パリからリンゴの国、ノルマンディー地方へ』

こんにちは、吉田タイスケです。実はこの夏にパリからリンゴの国、ノルマンディー地方へ引っ越すことにしました。さようならパリ、、、と言っても、電車でも車でも1時間。今までどおり、パリでの撮影も続けます。だからというわけでもないんですが、今回からしばらくフランス北西部、ノルマンディー地方の魅力をブログでお伝えします。

ノルマンディーと言えば、カマンベールチーズ。フランスに暮らすまで自分は知らなかったのですが、カマンベールというのは場所(村)の名前だと、ご存知だったでしょうか。フランスのチーズは、だいたいはそのチーズを作っている場所が名前になっています。ロックフォール、コンテ、エポワスも。なので、◯◯カマンベールという名前で販売されている日本のチーズを見ると、今はちょっとフクザツな気分、、。

さて、今回ご紹介するのは、17世紀から続く木組みの家の町並みが絵本から出てきたような、「フランスで最も美しい村」のひとつ、ブーブロン=アン=オージュという場所です。

村の中心部にある雑貨屋さんを撮った写真は、以前フィガロ・ジャポンの表紙になったのですが、10年経った今でも店にパネル写真を飾ってくれていました。嬉しいですね。

置物として販売されているミニチュア。歪み具合も本物に似ているような、、(笑)。

街角での一コマ。お店で飼われているネコが帰りたいのですが、店主が留守にしていて入れません。かわいそうだけど、かわいい。

村では毎年10月最後の日曜日に、リンゴ祭りが行われます。周辺の農産物を販売するスタンドも立って、賑やかに。

村の中心にある広場では、シードル作りの実演が。トラックの荷台いっぱいにあるリンゴを機械で破砕、圧縮します。

搾りたてのリンゴジュースの試飲は無料、ジュースは1本1ユーロで販売されるとあって、行列ができていました。

使われるリンゴの種類もさまざま。

お祭りではリンゴやはちみつのみならず、鶏も販売されています、、。そういえば小学生の時、地元のお祭りでひよこを100円で買ったことがありました。部屋のベランダで飼育したのですが、二週間も経つとひよこはもう白い若鶏に。手に負えず、近所の野原に放した記憶が、、←オイ。

こんなカマンベール専用の陶器も。ロバの絵に思わず惹かれてしまいます。

こちらはリンゴタルトの品評会。お菓子屋さんではなく、あくまで住人が作ったタルトが、その出来栄えと味を競います。どこまでもリンゴ尽くしな、ほのぼの祭り。

牛に挨拶をしながら、村周辺の牧歌的風景。リンゴの国巡りは始まったばかり。次回は海沿いの町、オンフルールに向かいます。どうぞお楽しみに。

ヨーロッパ写真日和VOL.153『パリからリンゴの国、ノルマンディー地方へ』staff

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