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ヨーロッパ写真日和VOL.194『オードリー・ヘップバーンゆかりの街、オランダの庭園都市アーネムから』

こんにちは、吉田タイスケです。爽やかな想い出乗せて、自転車二人乗り。フランスの田舎町から一路、今度はオランダへやってきました。

庭園都市とも呼ばれるライン川沿いの美しい街、アーネムを今回は歩きます。フランスとオランダって意外と近いんです。パリから列車なら3時間半、車でも6時間あればアムステルダムに到着してしまいます。イタリア、スペインよりも距離的には身近な国。

まずはファッションエリアとして、セレクトショップなども並ぶクラーレンデルエリアに来てみました。滞在したのは月曜日だったので、お店はほとんど閉まっていましたが、、、←オイ。カフェの雰囲気は、天候も手伝って風通しの良い印象。

フランスでも店の庇はストライプのものが多いんですが、アーネムの庇は半円型でした。何ともレトロな趣が良い感じ。通り過ぎるマダムのスカートに合わせたスニーカーが、またお洒落です。

こちらは窓から覗くに、ハンドメイドの靴屋さん←やはり閉まっていた。

ホームページはこちら。お、お洒落、、。
http://www.rosannebergsma.nl

お店の前でウロウロしていたら(←あやしい人)。オーナーのロザンヌさんが、ちょうど出かけるところでしたので、スナップをお願いしました。自然体な感じが素敵です。自転車大国オランダらしく、自転車もお洒落ですねと言ったら、ベルギー製でした。あれれ、、。

アトリエ内部はこんな感じ。完全オーダーメイド、伝統的な製法でその人に合った靴を作ってくれるそうです。

ロザンヌさんに挨拶をしてさらに歩いていると、向かいに駐車していたのはサビだらけの車。これもまた味わい、侘び寂びですね(お後がよろしいようで、、)。

通りがかった建物側面に書かれた謎の文字、、と思いましたが、カフェやベーカリー、肉屋の名前が描かれているようです。

続いてはこちら。やはり閉まっていたのですが、店構えからしてユニークと思い、ショーウィンドウを覗いていたら(←また)、ちょうど向かいのカフェにいた店主が「良かったら中を見る?」とドアを開けてくれました。オランダの人、ほんと皆優しいし感じがいい。

ずっと続けていたグラフィックデザイナーの仕事から転じて、現在は壁紙店を経営するマダム。

Webページはこちら。
https://www.artwallcollection.com

独特にシックで、惹かれます。

左右反転させたモチーフを繰り返して図柄にしていく壁紙は、合わせ鏡を覗くような趣です。

さて、ファッションエリアを文字通り覗いたあとは、アーネムの街で最も高い場所に登るエレベーターがある、エウセビウス教会へ。ノートルダム寺院やフィレンツェのドゥオモのように、古い教会の多くは鐘楼に登れても階段というパターンが多いのですが、ここはエレベーター。えらい、オランダえらい!←そこですか。しかも、他にはまずない仕掛けがあるんです。それは、、、

このガラスのテラス!

まるで宙に浮いてるような写真が撮れる、インスタスポット(?)。

こ、、これは高所恐怖症じゃなくても、ちょっと足がすくみますね。

しかも、ふと上を見ると、、これはどう見てもミッキー&ドナルド!ガーゴイル(雨樋彫刻)ではありませんが、それを模したような配置。なぜディズニーとコラボすることになったのか、説明がなくわかりませんでしたが、ガラスのテラスも含め斬新ですオランダ。

教会でガラス張りの床にヒヤヒヤしたあとは、元は銀行だった歴史的建築をリニューアルしたレストラン「DUDOK」へ。

DUDOK
http://www.dudok.nl/index

地元の人たちもくつろぐ店内。

スッキリクールなインテリア。

ランチに頼んだのはローストビーフサンドイッチ。自分でも最近頻繁に作っているせいか、すっかりローストビーフ好きで、メニューにあると頼んでしまいます。

そしてオランダといえばのコロッケ。その昔、日本にコロッケという料理を持ち込んだのはオランダ人でした。現在も、オランダではマクドナルドでもコロッケを販売するくらい、ポピュラーなファストフードです。その起源を調べてみたところ、どうやらフランス発祥らしい(from Wiki、浅くてすいません)。しかし、今フランス料理のメニューにコロッケは皆無です。歴史の謎ですが、コロッケ、、カムバック、、←揚げ物好き。

アーネムで訪れたい場所はたくさんあるのですが、時間がなく駆け足でもう一ヶ所だけ。庭園都市とも呼ばれるアーネム、駅から降りて5分の場所には、鹿も住むような自然溢れるソンスベークという広大な公園があり、さらにそこに隣接してジーペンダールという公園があります。位置的に奥まったジーペンダール公園の方が人も少なく、静かでおすすめです(と地元の人も言っていました)。

写真は、ジーペンダールハウスと名付けられた瀟洒な館。この館をアーネム市が所有するようになった後、当時アーネム市長を務めたこともあるオードリー・ヘップバーンの祖父を訪ね、オードリーも少女時代に何度か滞在したことがあるそうです。「ローマの休日」の王女役が似合うわけですね。

鹿には会えませんでしたが、水辺で鴨(?)の親子に遭遇。公園内に犬を連れていくこともできるし、居心地の良い場所です。再訪することがあれば、もっと時間をとってアーネムをゆっくり歩いてみたい、と思うほどにこの街が気に入りました。次回も引き続きオランダからお届けします。どうぞお楽しみに。

ヨーロッパ写真日和VOL.194『オードリー・ヘップバーンゆかりの街、オランダの庭園都市アーネムから』axesedit

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