ライフスタイルにプラスになる、ファッショナブルな情報を発信。-abox-

608

ヨーロッパ写真日和VOL.244『パリ中心部に住む、パリジェンヌの自宅訪問』

こんにちは、吉田タイスケです。二度目のロックダウン期間は終わったものの、2020年12月末現在、フランス全土に夜間外出禁止令が施行されイギリスではコロナウィルスの変異種が流行するなど、未だ人々の移動と交流が制限される毎日。

2021年も「おうち時間」の過ごし方が大切になってきそうです。
そんな季節、前回に続いてパリジェンヌの自宅を訪ねました。

パリジェンヌ宅までの移動はメトロで。120年前、パリ万博に合わせてデザインされたギマールによるアール・ヌーヴォー様式のエントランス。今やすっかりパリの顔のひとつになっていますね。

あの入り口のせいでしょうか、自分がいつまで経っても外国人のせいでしょうか、メトロはいつも遊園地の乗り物感があります。

壁に貼られた「マスクは義務です。鼻と口をカバーして」のステッカーはトリコロール。こういうもののデザインも、すっきりしてます。部屋に飾っている人がいそう。

ホームの壁を泳ぐ、大きな鯨は銀行の広告。

こちらはルーブル美術館近く、コメディ・フランセーズの回廊。その歴史は300年以上昔まで遡ります。

街が歴史と同居しているのは、日本同様ですね。

さて、アパートについて階段。右下のプレートには「靴底をぬぐってください」の文字。土足文化には未だに慣れません←自宅ではスリッパor裸足生活。

アパートに着くと、裸の猫、スフィンクスがお迎えしてくれました。名前はジンタン。はい、日本の仁丹からとったそうです。

そして元モデルのイケメン彼氏、ヴォルフガング。

今回撮影をお願いした、モデルのマリオン。黒のワンピースに赤いエピバッグ。ワンピースはソワレやキャスティング(オーディション)で着ることが多いそうです。

足元のベンチは、プランタンデパート内でまだ劇場があった時代に使われていたもの。デパート内に劇場があったとは知りませんでした。

冒頭、二人が座っていたソファ。イタリアのブランド、MOROSOとDIESELがコラボして作ったもの。
価格がなんと、、6880ユーロ(約86万円)!!美男美女のモデルカップルで86万円のソファ、パリの一等地でのアパート生活、、、リア充か←死語。

部屋の小物もご紹介します。こちらもイタリアンデザイン、セレッティの動物ランプ。

SELETTI
https://www.seletti.it/global/

キャビネットにはなぜかクマモン。後ろのスニーカーは、ヴォルフガングが12歳の時に買ってもらった初めてのナイキ。

レゴに囲まれた、蝶の標本。パリ2区に有名な剥製屋さんがあるのですが、そこで見つけたものだそう。綺麗ですね。

86万円のソファに鎮座しているのは、獣医で「頭蓋骨コレクター」の友人からもらった小鹿の頭蓋骨。
蝶もそうですが、どちらも元は生きていて今は標本と骨。そこにあるのは「死」ですが、「生」があったから「死」があると思うと、部屋の中に自然そのままがあるようでとても印象に残りました。

写真の左はマリオン、真ん中がルイヴィトンのデザイナーです。彼がイケアとコラボしてデザインした鏡が部屋にありました。

それがこちら。イケアでも何だかお洒落(イケアごめん)。

帽子はエルメス 。普段はワンピースを着ることもなく、カジュアルなコーディネイトがメイン。

なにげに鏡の横に置いてあるこの椅子も、デザイナーもの。1963年、アメリカのチャールズ・ポロックが手がけたもので、新品のお値段はだいたい20万円ほど。高い家具ばかり、、と思いきや、これはパリの友達がゴミ捨て場から拾ってきてくれたものなので0円。ええーーー、どこのゴミ捨て場!?←もうありませんよ。さすがパリ、ゴミも違います(普通は落ちてません)。

インテリア紹介の続きです。壁の棚はコンランショップ。

iPadケースもなんだかお洒落。ヘビ?ワニ?と思ったら、H&Mの合成皮革でした、、。チープなものも、うまく組み合わせています。ペンケースはレペット。

テラスからの景色。この日は治安維持法案に反対するデモがパリ中心部で行われていて、窓の外ではパトカーの壁が。完全に目抜き通りは通行止めです。コロナ禍の制限でデモも禁止なはずなのですが、それでも集まるフランス人、それを黙認する政府もさすがです。

最後にテラスで一枚。だいぶ昔に買ったヴィンテージセーター?と聞いたら、ラルフローレンの現行品でした。
あえてほつれなどを作り、ヴィンテージ風に仕上げています。パリ中心部に暮らす二人に、パリの魅力を聞いてみたところ、「文化、芸術、モードとパリには全てがある。それに人がオープンで地方よりいいわ」とマリオン。
森や自然がないんじゃない?と聞くと「公園で十分だよ」。
生活コストがかかる、渋滞がひどいなどの欠点を除いても、二人にはパリ暮らしの方が良いようです。
パリジェンヌ自宅訪問でした。次回もどうぞお楽しみに。

「コーディネイション:Tomoko Yokoshima」

ヨーロッパ写真日和VOL.244『パリ中心部に住む、パリジェンヌの自宅訪問』staff

関連キーワード

関連記事