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『この冬一番寒い日のパリで、ストリート・スナップ』ヨーロッパ写真日和VOL.297

こんにちは、吉田タイスケです。このブログが掲載される頃にはもう年が明けている予定ですが、2022年最後のストリートスナップ撮影は、パリの最高気温がマイナス1度という今年一番の寒さの中で行いました。もしかしたら街に誰もいないかもと思いましたが、人出はいつもとあまり変わりありません。真冬のパリジェンヌ・ストリートスナップをお届けします。

一人目はモデルのマリオン。コートはami、ジーンズはZara。

バッグはLouis Vuitton。ピンクの馬のチャームとスカーフはHermes。寒い日でもビビッドな色で気分を上げたいので、彼との外出には赤いバッグで。

靴はYSL。

ブレスレットもHermes。

好きなブランドはエルメスだけどバッグはなかなか買えないので、スカーフやブレスレットでニュアンスを加えています。

続いては真冬日でもコートが暖かそうな、薬剤師のマルゴー。コートはAnne Delaigle。すぐ近くに暮らしていて、今は自宅へ戻るところ。

バッグはSaint Laurant。

足元はCelineの靴を作っているアトリエでオーダーメイドしたもの。さすがによく似合っています。

カシミアニットにボトムは以前イタリアに暮らしていた時に買ったもので、ブランド名がわからないと。普段のファッションは色を統一するのが好きで、だいたいベーシックカラーでいつもまとめているそうです。

続いては帽子がどこか可愛い、保険会社で働いているイアナ。コートはMusier。

バッグはLoius Vuitton。

靴はChanel。

帽子はLoewe、ニットはthe kooples。好きなブランドはCelineで、ファッションではエレガンスを一番大切にしています。今日はこれから友人とカフェで待ち合わせ。

さて、ホテルリッツ前のスタンドで冬の光の中、サンドイッチを食べる姿が絵になっているマダムに遭遇。全身黒のコーディネイトですがHermesの紙袋も横にあったので、声をかけてみました。

普段はセールスの仕事をしているガエル。

コートはSandro、ニットはEric Bonpard、ボトムはZara、靴はBocage。黒はエレガンスな色だし、自分の髪や瞳の色を引き立ててくれると思うので、よく身につけているそうです。

今日は自分への贈り物としてHermesのスカーフを購入。「良かったらご覧になりますか?」とその場で開けてくれました(!)。

Hermesカラーのオレンジが入った、カシミアとシルクの大判スカーフ。

三角に畳んで、首の後ろで交差させます。

お似合いです。中にある紺やブルーもオレンジにぴったりですね。リュクス且つシック。Hermesのクラシックなスタイルが好きと話していました。滅多に購入しないけど、この色には一目惚れしたそうです。

スカーフ一枚で、全体の印象が全く違うものになりますね。ちょっと、、Hermesで同じもの買ってきます(と言いたくなるくらい)!!ガエルさん、昼食時にありがとうございました。

続いては、こちらも大判マフラーが印象的な学生のトニ。コートはZara、マフラーはAcne Studios。

バッグは母親のモノでBanana Repbulic。

アクセサリーはTwenty Tenというブランドで母親が作ったもの。

シャツはBalenciagaのヴィンテージ。

こちらはバンダナと輝く足元に惹かれました。教会前の広場で声をかけたのは、ダイヤモンドの仲卸をしているクレメンス。コートはZara。ボトムはClaudia Pierlot。

バッグはSaint Laurent。クラス感があって、Saint Laurentはお気に入りのブランド。

足元はAquazzurraのブーツ、、ではなくて、それをコピーしたZaraのブーツでした。

アクセサリーはCartierとEdouard nahum。ジュエリーや小物には流行の影響が少ないのと、人目にあまりつかずに身につけられる(防犯上)ので、ハイブランドは仕事柄もあってジュエリーを優先しているそうです。時計はRolex。

続いて、暗い時代を吹き飛ばしてくれるようなポーズで記念写真を撮っていたのは、モデルのタチアナ。コートはラルフローレン、ニットはカシミア、靴はGuess。

バッグはYSL。

手袋はGucci、ブローチはChanel。

今日のコーディネイトのテーマはずばり「雪」。パリの街に雪が降っているつもりで、歩いています。目を凝らせば、彼女の周りにちらつく雪が見えるような、、。

続いて、家族でパリを散歩していたのは弁護士のナタリー。コートはMax Mara、バッグはlouis Vuitton、マフラーはGucci。

お気に入りのブランドはGucciとBalenciaga。冬は黒を良く着ているそうです。

続いて髪の色、サングラスから足元まで、グレーと黒のレイヤーがシックだったのはパーソナル・スタイリストのアビシャ。コートはMassimo Dutti、スカートはMax Mara。

バッグはChanel。

イタリアを旅行中に購入したパールの重ね付けも、Chanelっぽいテイストです。好きなブランドはChanel。

そしてこちらもグレーのトーンに差し色がエレガントなのは、持続可能な開発を仕事にしているカリン。コートはPinko、スカートはMolli。

靴はRoger Vivier。

バッグはFaure le Page。300年以上の歴史がある老舗のメゾンです。元は王室御用達の鉄砲工だったところから、今でもさまざまなディティールに「銃、武器」といったモチーフが、現代風にアレンジされて使われています。

ファッションに大切なのは、「自分で選ぶ」という意味でのオリジナリティと言うカリン。帽子はパリジャン・パリジェンヌ御用達、Le cerise sur le chapeau。紫のリボンが効いてますね。以上、2022年で一番寒い日のパリから、ストリートスナップをお届けしました。2023年も引き続き、宜しくお願いいたします!

Coordination: Tomoko YOKOSHIMA

『この冬一番寒い日のパリで、ストリート・スナップ』ヨーロッパ写真日和VOL.297Takashi -タカシ-

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