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ヨーロッパ写真日和VOL.61『始まりのパリ その1』

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こんにちは、吉田タイスケです。今回も「その後のパリ」からお届けします。

先日のテロを受けて「自由・平等・友愛」の連帯を示すために、トリコロールに染まったエッフェル塔。
三色になったのはエッフェル塔だけではなく、国会議事堂、モンパルナスタワー、コンコルド広場の観覧車、我が家近くのショッピングセンター等々、あちこちがトリコロールにライトアップされています。
確か世界各地でも、同様のライトアップがされていました。日本はスカイツリーや、東京タワーでも。
全く異を唱えるつもりはないのですが、日本に置き換えて考えると、世界中が日の丸でライトアップされている状況ということになります…。

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さて、今回襲撃があったエリアの中で、パリ11区は15年前、自分が最初にパリに来て住んでいた場所でした。
ひな鳥が最初に見たものを親と思う、というわけではありませんが、自分の中にある「パリ」のイメージは11区が始まりなんです。

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今回の写真日和は、その11区から。
庶民的で活気があり、若い世代が集まるカフェやバーが多いのも特徴です。

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昔は職人が集まるエリアで、今でもちょっと中庭に入ると、家具を作るアトリエが並んでいたりします。

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こちらは15年前に、ご近所カフェとしてよく通っていたル・ビストロ・デュ・パントル。
働く人やオーナーは変わりましたが、内装は当時から変わりません。

Le Bistrot du Peintre

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創業は1902年。この界隈では最も古いカフェ・レストランで、アールヌーヴォー時代の装飾がそのまま残っています。

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パリの魅力のひとつは、多様性があるということ。
いろいろな人種がいて、いろいろな考え方があり、皆それぞれを尊重して自由に生きる。
悪く言えば好き勝手ですが、自由に生きていることを楽しむ、ということを皆良く口にしています。
恐れることなく、今ここにいること、人生を謳歌することを第一に考えるパリジャン。
僕は写真でそれを伝えていけたらと思っています。

次回も同じ11区からお届けする予定です。どうぞお楽しみに。

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