冬の通勤における最大の敵、それは予期せぬ「雪」や「冷たい雨」です。 「お気に入りのバッグに水シミができてしまった」「濡れたバッグを拭くのが面倒」……そんな経験はありませんか?
冬のアウターに合わせやすく、かつ悪天候にも強いバッグが欲しい。そんな働く女性に向けて、撥水性に優れた「高密度ナイロン」と、傷や水に強い「加工レザー」の実力を徹底比較します。あなたのライフスタイルに合う「冬の最強バッグ」はどちらでしょうか。
圧倒的な撥水と軽さ。機動力で選ぶなら「高密度ナイロン」
「とにかく濡らしたくない」「荷物が重くなる冬は、バッグ自体を軽くしたい」という方には、ラグジュアリーブランドが手掛ける高密度ナイロンが最適解です。
ナイロンバッグをファッションの表舞台に押し上げた存在といえば、やはりPRADA(プラダ)です。 パラシュート生地に由来する耐久性と、独自の「Re-Nylon」などの素材は、水滴を弾く高い撥水性を誇ります。雪が降る寒い日でも生地が硬くなりにくく、サッと拭くだけでケアが完了する手軽さは、忙しい朝の強い味方です。
また、デイリーユースの鉄板といえばロンシャン(LONGCHAMP)も外せません。 「ル・プリアージュ」シリーズに代表されるナイロンバッグは、軽さと丈夫さのバランスが世界中で愛されています。内側にコーティングが施されているモデルが多く、多少の雨や雪なら中身を守ってくれます。使わない時は折りたためる身軽さも魅力で、天候が読めない日のサブバッグとしても優秀です。
品格とタフさを両立。きちんと感で選ぶなら「加工レザー」
「レザーは水に弱い」というイメージがありますが、表面に特殊な加工を施したレザーは別物です。スーツやコートに負けない「きちんと感」を保ちつつ、冬の過酷な環境にも耐えるタフなレザーたちをご紹介します。
傷と汚れを寄せ付けないタフさで選ぶなら、コーチ(COACH)の「クロスグレインレザー」がおすすめです。 革の表面にコーティングを施し、小さな菱形のエンボス(型押し)加工を加えた素材です。この加工により、一般的なスムースレザーに比べて格段に水に強くなっています。また、引っかき傷がつきにくく、ついても目立ちにくいのが特徴。満員電車での摩擦や、雪混じりの雨の日の通勤でも、気兼ねなく使える実用性は働く女性の味方です。
よりエレガントな雰囲気を求めるなら、トリーバーチ(TORY BURCH)の「サフィアーノレザー」も優秀です。 細かい筋模様の型押し加工が特徴で、硬質感があり型崩れしにくいため、資料やPCを持ち運ぶビジネスシーンに最適です。表面の加工が水分を浸透しにくくしてくれるため、屋内に入ってすぐに乾いた布で拭き取れば、美しい状態を長く保てます。冬の装いを格上げする、リッチな質感が魅力です。
長く愛用するための「ひと手間」
今回ご紹介したアイテムは水や汚れに強い素材ですが、「完全防水」ではありません。 強い雨に長時間打たれたり、縫い目から水分が入り込んだりする可能性はゼロではないため、過信は禁物です。大切なバッグをより長くきれいな状態で愛用するために、以下のケアをプラスすることをおすすめします。
・防水スプレーでガードする お出かけ前に防水スプレーをかけておくと、撥水効果が高まるだけでなく、汚れもつきにくくなります。
・必ずテストを行う 素材との相性によっては色落ちやシミの原因になることもあります。使用する際は、必ず底面などの目立たない場所で試してから、全体に吹きかけるようにしてください。
今のあなたに必要なのはどっち?
最後に、シチュエーション別のおすすめ判定をまとめました。
高密度ナイロンがおすすめな日
・大雪や横殴りの雨など、傘をさしても濡れそうな日
・PCや書類が多く、肩への負担を少しでも減らしたい日
・ダウンジャケットなど、カジュアルなアウターの日
加工レザーがおすすめな日
・みぞれや小雨程度で、訪問先での「きちんと感」を優先したい日
・コートの毛羽立ちや静電気によるホコリ付着を避けたい日
・ウールコートなど、きれいめなアウターの日
冬の天気は変わりやすいもの。 「今日は絶対に濡らしたくないからナイロン」「今日は商談があるからタフなレザー」と、天候と予定に合わせて使い分けるのが、大人の賢い選択です。頼れる相棒バッグを見つけて、冬の通勤を快適に乗り切りましょう。
この記事の執筆者・監修者

日常に“モードの余白”を取り入れる、ファッションエディター。
シンプルだけど退屈じゃない、素材とバランスで遊ぶスタイルが信条。
コーヒーはブラック、靴はローファー派。









