ライフスタイルにプラスになる、ファッショナブルな情報を発信。-abox-

175

『ニューヨークの絶景を楽しめるスポット ハドソンヤード エッジ展望台へ』ニューヨーク・ニューヨークVOL.170

マディソンです。

写真はハロウィーン・ナイトのタイムズ・スクエア、思ったほどの人だかりではありませんでした。観光客はかなりいた模様ですが、後で聞いたところによると、地元民はみな家にとどまって外には出なかったようです。

ハマスは間違っているものの、実際に攻撃を受けているパレスチナ人を擁護する人々と、ハマスに攻撃された側のイスラエルによる武力反撃を正当化する人々、そんな人々の小競り合いが街のあちこちで起きています。銃所持が自由なアメリカなので、いつどこでハロウィンのエネルギーが政治的なものに導火してしまうかも、そう恐れたのかもしれません。

今回滞在したホテルはザ・グレゴリアンといって、35丁目の6番街と5番街の間でした。

交通の便を考えた場合のロケーションは抜群で、すぐ裏手にエンパイアステート・ビルがそびえ、世界最大のデパートで感謝祭パレードでおなじみのメイシーズにも隣接しています。

グレゴリアンはこの8月に内装を新しくしたばかりで、室内は流行のブリックリン調、ロビーも凝ったデコになっていました。ロビーに降りると、丁度何処かの配信局がインタビュー番組の撮影をしていて、入ってくるホテルのゲストに撮影スタッフたちが次々“しっ!”と声をかけるので、ロビーのホテル・スタッフが苦笑していましたよ。

それにしても、何故ホテルのロビーのように人々が出入りする場所で撮影するんでしょう。インタビューされる側が宿泊客で、どこにも出たくないと言い張ったんでしょうか。

木と皮を基調としたロビーには、間接照明で温かさが感じられますね。

遠目に黒板やミシン、それに皮のジャケットがかかっています。

ミシン、ジャケット、それにドレスを作成する立体モデル。一体これは何のデコ…?

このロビーのデコの理由は何より、ホテル・グレゴリアンの立地にあるんです。実はマンハッタンの34丁目から40丁目、6番街から9番街を囲った地域はガーメント・デイストリクト、別名ファッション地区なんですね。

この地域こそアパレル業界の中心地で、洋服の生地屋、ボタン屋、ビーズ屋などが密集しています。ブランドのショールームも多く、だからなのかもしれませんが、40丁目から42丁目で5番街から6番街の間、つまりファッション地区に隣接するブライアント・パークこそが、長年ニューヨーク・コレクションの場所に選ばれていました。

今のように、街のあちこちにショー会場が拡散している状況ではなく、9月と2月にブライアント・パークに白いテントが立ち並ぶと、コレクションの時期だと感じたものです。

ロビーの受付側には高い天井に伸びた本棚。ロビーはファッション地区に敬意を表して作られているので、並んでいるのはもちろんファッション関係の本ばかりです。

ホテルから西に4ブロック歩くと、そこはハドソンヤードと言って、元々は地下鉄の車両置き場だったマンハッタンミッドタウン西側の、ハドソン川に近い倉庫街が近年凄い勢いで開発が進んでいます。

民間の不動産開発としては、1930年代のロックフェラーセンター開発以来のプロジェクトで、超高級タワマン、オフィス用ビル、ホテル、レストラン街にショッピングセンターなどが立ち並んできているんです。

その一角に、丁度コロナ明けのころでしょうか、エッジという展望台がオープンしました。西半球一番の高さで、360度の展望、天空に突き出た展望台なんですね。

展望台へと上がるエレベーターに向かう通路には、ハドソンヤード開発の様々な試みが解説されています。“次世代のための新しいエリア”というスローガンに沿って、さまざまな先進技術が施されているそうですが、例えば大気環境のモニタリング、ノイズレベルの調査がされていたり、水やエネルギーの使用データも収集しているそうです。

たった52秒、あっという間に100階に着きました。

写真のようにデッキはガラスの壁で囲まれていて、それも少し怖いんですが、安全性を考慮して高さは一般的な身長より高い274センチに設定されているそうです。

さらにガラスの床の上に転ぶと、階下が透けて見えてかなり怖かったです。

ホテルからタイムズ・スクエアまでも歩いて15分程度でしたので、せっかくだからと行ってみましたが、恐らく渋谷よりは混んでいなかったと思います。

とはいえ、本当に混んでいたのはパレードが行われた、ダウンタウンのヴィレッジ地区あたりだったんでしょう。25万人規模と聞きましたから。

後で地元のニューヨーカーたちに聞くと、おどろおどろしい仮面をつけている人たちも多いので、犯罪が起きそうな気がして怖いから家にこもっていたということでした。

昔はスヌーピーで知られるピーナッツのあの漫画のように、大きな袋を引きずって“トリック・オア・トリート!”“悪戯されたくなければ、お菓子を頂戴!”と練り歩いたものなんですが、最近では子供たちを集めて、誰かの父兄の家でハロウィーン・パーティという形が定番になってきています。

となると昔のように、たくさんのチョコレート菓子をその夜山のように食べるという楽しみもなくなり、子供たちにとって刺激的なイベントでもなくなりつつあるようです。

タイムズ・スクエアからホテルに戻る途中、昔のニューヨーク・コレクション会場、ブライアント・パークのそばを通りました。

ハロウィンだというのに、コスチューム姿の人は全く見られず、冬の風物詩アイス・スケートを楽しむ人たちで賑わっていましたよ。

さて、如何でしたか。

今年もハロウィンが終わり、アメリカは11月末のサンクスギビング(感謝祭)、12月のクリスマスと、いよいよホリデーシーズンに突入していきます。一説によるとコロナが流行りだしているということらしいんですが、それでも街の人々を見る限りその影すら感じられず、人々はせかせかと街を闊歩しているような気がします。

絶景も怖いですし、おどろおどろしい仮装も怖いことは怖いんですが、それでもあのコロナ騒ぎの方が、一番ホラーだったと思えませんか?

ではまた、ニューヨークでお会いしましょうね。

『ニューヨークの絶景を楽しめるスポット ハドソンヤード エッジ展望台へ』ニューヨーク・ニューヨークVOL.170staff

関連記事