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ニューヨーク・ニューヨークVOL.31『アメリカ最古のワインショップ』

ニューヨークから、マディソンです。
毎日寒くて、春が待ち遠しいですね。
写真は、アメリカ最古のリカー・ショップ、Acker Merral & Conditを訪ねた時に撮りました。今日はミーティングからミーティングで、カフェにもたくさん立ち寄りましたよ。

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本日最初のミーティングはここ、Le Pain Quetidien 。フランス語で”日々の糧”という意味だそうです。毎日食卓に出されるパンこそ日々の糧であり、だからこそ成分の小麦粉も、水も、塩もオーガニックで作られているんです。
ベルギーのブリュッセルから来たチェーンなのですが、ル・パン・コティディアンという音で、日本でも東京ミッドタウンに進出していると聞きます。

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テーブルが分厚い木でできていて、ごつごつした田舎家の肌さわりなので、とても落ち着きます。パンだけでなく、ショーケースのように、美味しいデザートもどっさり。
この店舗には見当たらなかったので売り切れていたのかもしれませんが、ここのチョコレートブラウニーは最高です。しっとり柔らかくて、小さいんですが、よくあるチョコレートっぽい味ではなく、さすがベルギー産チェーンというのか本格的チョコレートの味がしますよ。

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私はチャイラテを頼みました。紅茶にミルク、ほんのりスパイスも効いています。日本でもスタバで注文できますね。
ミーティングの相手は、グリーン・マンゴーラシを注文しました。マンゴーラシ自体はインドレストランでよく出てくる、マンゴーとヨーグルトをミックスさせたものなのですが、さらに健康的にホウレン草も入っているそうです。朝食代わりになりますね。
ニューヨークはオーガニック嗜好、健康嗜好が進んできているので、こんな飲み物もでてきたんでしょうか。流行りのケールではなくホウレン草なので、ちっとも青臭くありません。

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最初のミーティングの後、一旦資料を取りにホテルに戻りましたが、この寒さなのでビルの屋上の雪は全然解けていません。零下近いからでしょう。

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外は寒くて喉が乾燥する上に、中は暖房で乾燥している。結果コーヒーやお茶、水を飲み続けることになってしまうんですが、今度はここ。Gregory’s coffee。
2006年にパークアベニューと24丁目の第一号店からスタートした、ニューヨーク発のコーヒーショップで。マンハッタンには何店舗かあります。真ん中の少してっぺんにウェーブのあるヘアスタイルと眼鏡のイラストが、グレゴリーズ・コーヒーのロゴマークになるんですが、創業者であるグレゴリーの風貌に似せているそうです。
スタバはマンハッタン、たくさんありますが、今やたくさんありすぎて、他のコーヒーを飲みたくなるんですね。

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ミーティングを終えると、もう暗くなってきていました。次のアポイントに遅れそうなのでタクシーを拾います。まだまだ足元に雪が残っていますね。

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訪れたのは、Acker Merral & Condit。ウエスト72丁目の160番地にあって創業200年近く、ワインショップとしてはアメリカで一番古いそうです。
ワイン専門サイトによると、近年アメリカではワイン人気が上昇、ビールを上回っているそうですが、ここはワインショップというばかりでなく、30年以上も前からワインクラブを運営しているそうです。

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アッカーメラル、マネージャーのダニエルさんです。彼の後ろに1820年からという文字が見えますね。あの有名なタイタニック沈没の頃もすでにアッカーメラルは営業していて、たくさんのワインをヨーロッパから仕入れていたそうです。何百本というワインが、タイタニックとともに海に沈んでしまった…と聞かされたと言っていました。

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アッカーメラルの場合、ワイン・クラブは30年以上前からあったのですが、近年のワイン人気が追い風となって、現在までに7000人以上ものメンバーが世界中から登録されたそうです。クラブで開催されるワイン・オークションは世界一とランク付けされています。由緒あるワインクラブですから集まっている銘柄、その量とも圧倒的に他とは比べ物になりません。

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でも、メンバーでなくても毎晩ティスティングを開催しているそうです。例えば月曜日は覆面ワインとして銘柄を隠して味で当ててみる、木曜には200㌦以上の高級ワイン、この週など金曜には日本酒のティスティングも行ったと聞いています。ワインクラブは高級ですが、ティスティングだったら夕方お店を訪れるだけなので、ニューヨークに来られた際には、ワインの歴史を楽しむためにも、是非お店を訪れてティステインぐに参加してみてはどうでしょう。
ちなみに、ダニエルの好きなワインを聞いてみたところ、一つには選べないとの答えでした。“例えば自宅でのディナーと一緒に楽しむワインなら安くて美味しいワインを選ぶよ。特別な晩に明けるワインはもう少し高めになる。ワインについて知れば知るほど、いろんな種類のワインに愛着がましてきてね…。”どうやらワインは料理にあわせるだけでなく、人生の様々な場面にもあわせて選べるということでしょうか。

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アッカーメラルを出て地下鉄に向かうと、トレーダージョーの看板が。ロスアンジェラスからスタートして今では全米に300店舗くらいありますが、最近アマゾンに買収されたホールフーズと並んで、オーガニック食料品店チェーンとして人気ですね。日本でもそのレトロ感溢れるエコバックが人気だと聞いています。

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ホテルに戻るだけなので、地下鉄を使います。西72丁目のこの辺り、地下鉄の駅にもレトロ感たっぷりありますね。
如何でしたか。ではまた、ニューヨークでお会いしましょうね。

ニューヨーク・ニューヨークVOL.31『アメリカ最古のワインショップ』staff

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