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ニューヨーク・ニューヨークVOL.64『マンハッタンの街に、巨大ベッセル現る!』

ニューヨークから、マディソンです。 
夏らしくなってきていますね。この写真、これが3月半ばにオープンしたばかりのマンハッタンの新観光名所ハドソンヤードのシンボル、ベッセルです。

ハドソンヤードは34丁目の最西端に出現した巨大ショッピング施設なんですが、丁度東海岸沿いに走っている列車のハブ駅、ペン駅の西なので、地下鉄のアクセスがとてもよく、マンハッタンの外のクィーンズやブルックリン地区はじめ、郊外のニュージャージー州などからも、連日大勢押しかけてきています。

最寄り駅のエスカレーター上がるとすぐ、このベッセルが目の前にそびえたつ感じです。
イギリスのデザイナーの、トーマス・へザウィック作のこの巨大彫刻ですが、表面がきらきらしている上に、総工費が200億円近かったということもあり、現代のバベルの塔と揶揄されてきました。ところが迷路のように154階段を上がって頂上まで行かれるようになっていて、無料なのにあらかじめオンライン予約が要るくらい、新観光名所としてただ今大人気なんです。

超高層マンションにオフィスビル、ショッピングモール、公園、公共施設も入ってのクリーンで持続可能なコミニュティの誕生、と地元で報道されています。ヤード全体で24億トンもの二酸化炭素排出を防ぎ、電気や水や温水を地域にもたらす環境保護の取り組みも含まれていて、ベッセルが象徴するような、近未来を視野に入れた新都市の誕生だそうです。

テキサス女性は嵩張ったロングヘア、長いネイルやしっかりメークで知られていて、ニューヨークのキャリア女性とは違った美容センスがあると言われているんですが、このフォーティ・ファイヴ・テンはダラス出身でありながら、アート色が濃いデザインで、おしゃれなチェルシー地区界隈の男性女性に大人気のセレクト・ショップなんです。奇抜ではないものの、一味違ったアート的なデザインの服を集めていて、ほんのりセクシーなんです。



3DEN前のインスタスポットでポーズする若い女性。
3DENは、ここにもあるように6㌦で30分の休憩スポットで、仕事やプライベートの電話ブース、シャワーや昼寝の場所、それにコーヒーなどの飲み物も無料で提供されています。もちろん、眺めも最高。

ウイワークというシェアオフィスが大流行していますが、マンハッタンでは今ラップトップやスマホで、何処でも仕事場という感じになってきていますね。都心でのミーティングの合間にここで昼寝、シャワーを浴びて次のミーティングに向かえばオフィスや自宅に戻らない分効率的ですし、6㌦なんてタクシー代には全然なりませんし地下鉄の往復代くらいで、しかも飲み物もついているという、お得でトレンディな場所なんですね。



高級デパート“ニーマン・マーカス”でも入ってすぐにインスタ・スポットがあります。ニューヨーク名物のタクシー、イエローキャブが摩天楼につっこんでいるところ。
ニューヨーク印のチョコレートなどのお土産もここで買えるんですよ。

ニーマン・マーカスは1907年にダラス州テキサス市でスタートした高級デパートなんですが、マンハッタンがフラグシップのサクス・フィフス・アベニューとライバル関係にあると聞いています。



右手に黄色いペーパーフラワーが見えますね。
デパートは以前、化粧品やアパレルなど製品が並ぶ場所だったんですが、ここではペーペーとはいえ花を飾ることで有機的なイメージを作り出しています。

そういえばラグジュアリーブランドの中古品を扱うことで成功したリアルリアルでは、入り口に本物の花屋さんを展開していましたね。カフェ奥のテラスにはウィッシュボーンの木もありましたし。前回ご紹介した新時代のデパートといわれる“ショーフィールズ”でも3階から2階への滑り台の出口が造花で飾られていました。

写真の、一見無造作に置かれているアートも、デパートを訪れるお客の神経をなだめる工夫の一つです。昔はデパートに来ることは買い物目的だけだったんですが、今ではアミューズメントパーク的効果がいるっていうことなんですね。ほとんどの製品がアマゾンで1-2日で手元に届く今、わざわざ出向くには、エンターーティンメントの要素大きく必要だってことです。

出ました、ルルレモン。アスレジャーのパイオニア・ブランドですね。
アスレジャーというのは、アスレチックとレジャーを組み合わせた造語でで、日本ではまだ浸透していない言葉かもしれないんですが、ここ数年のアメリカのファッションシーンには欠かせない流行で、それを率いて爆発的に全米に広がっているのがルルレモンなんです。エクササイズジムでもそうですが、ヨガ・スタジオではユニフォームのようになりつつあります。今ではナイキやアディダスなど大手ブランドも続々アスレジャー市場に参入してきていて、この市場凄い勢いで成長しています。

華やかに着飾っていない、一見努力していないかのようなスタイル、自然回帰的スタイルが人気なんですね。

以前観光客で大人気の34丁目の大衆デパート“メイシーズ”で展開している、b8taをご紹介しました。ハドソンヤードにも進出、マイクロ不動産システムで最新のテクノロジーグッズを集めているので、ここでも人気ですね。

ショッピングに疲れたら、美味しいお惣菜が並ぶグルメ・マーケットで一息。
ただオープン間もないので、一杯なのが難点ですが。

ここも、マーケットの椅子の区切りには花のブーケを置いていますね。レストランもたくさんありますが、ハドソンヤードは3DENやこのマーケットなど一息できるスペースをたくさんとっているようです。

もう一つ、ホッと一息付ける場所がありました、ブルーボトルコーヒー。日本にも入ってきていますね。

ジェームズ・フリーマンが2000年代初めに、カリフォルニア州オークランド市で立ち上げました。自身がコーヒー愛好家だった彼は、“6パウンド(2.7キロ)の少量をローストして、24時間以内に販売する”という手法にこだわり、ウィーンで初めてオープンしたヨーロッパ初のコーヒーハウスの名前にちなんでブルーボトルと名付けました。

ニーマン・マーカスは、このハドソンヤード店がマンハッタン初の出店で、188,000スクエアフィート、17466平方メートルもの広さがあります。

ここでは美容では話題の“メモリー・メイクオーバー”が試せます。メイクアップをしてもらった鏡が、使った製品や使用方法などを記憶していて、電話のテクスト機能やメールで送ってくれるんです。製品ラインナップは、インディー製品ブームの走りの頃、ブルックリンで自身のセレクトしたインディー製品を集めたコスメ・ブテイックが話題になった、シェン・ビューティのオーナー、ジェシカ・リチャードがセレクトしています。ニーマン・マーカス、美容にはかなり力が入っている感じですね。

ハドソンヤードの開発は、前ブルームバーグ市長の頃に、オリンピック招致に失敗して、そのスタジアムを作る予定だった西側のこの地区の再開発に2012年から手を付けてスタートしました。この3月19日に一旦オープンしたんですが、最終的な完成は2024年だと言われていて、気の遠くなるようなプロジェクトです。

さて、如何でしたか?一階入り口横の、ベッセルのイラスト入りインスタ・スポットからお別れします。

ではまた、ニューヨークでお会いしましょうね。

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