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ヨーロッパ写真日和VOL.102『パリでいちばんロマンティックな美術館へ』

こんにちは、吉田タイスケです。最近ちょっと新しいというか、懐かしい写真の撮り方に凝っていまして、パッと見ボケた部分の多い写真が続きますが、どうぞお気になさらず。
夢の中でパリを歩くような、そんな風に感じていただければ幸いです。

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さて、今日はパリの中でいちばんロマンティックな美術館をご紹介します!

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MUSEE DE LA VIE ROMATIQUE
http://www.vie-romantique.paris.fr/fr

「夢見る恋の、ロマンチックな美術館」、、、ではなくて、「ロマン派(19世紀芸術の運動としての)美術館」と訳すのが正しいようです。

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日本語で「ロマンチック」と聞くと、つい恋愛の甘美で情緒的なイメージを連想してしまいますが、さにあらず。
当時アリィ・シェフールという画家の邸宅だったこの館に、ジョルジュ・サンドやショパンを始め、ドラクロワ、リスト、ヴィクトル・ユーゴー、ロッシーニなど、
19世紀ロマン派の音楽家や小説家、画家が集い、親交を深めていたことにちなんで「ロマン派生活美術館」という名前になっています。

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当時の面影を残す館に、ここに集った芸術家たちに縁を持つものが展示されています。

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ショパンの左手をかたどった石膏像。夜中の12時になると、この左手がひとりでに動き出し、「雨だれ」を弾き出すことがある、、、と館長さんが仰ってました(嘘)。

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螺旋階段を登って、二階の展示室へ。

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チェックの布壁に冬の柔らかい日差しがさしこむ館内は、誰かの家に招かれたような気持ちにさせてくれます。

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でも、椅子には勝手に座れないようにポプリが、、、。とは言え、「座ってはいけません!」と書いた札が貼られているよりも、なんだか『ロマンチック』ですよね?

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壁に置かれたピアノ。確認しませんでしたが、このピアノをショパンが弾いていたのでしょうか。

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冬の間は閉まっていますが、例年3月中旬〜10月中旬まで、館の庭がサロン・ド・テとして開放されています。薔薇を眺めながら、芸術談義などいかがでしょう。
パリの小さな美術館シリーズ(←勝手にシリーズになった)、「夢見る」ロマン派生活美術館からお届けしました。次回もどうぞお楽しみに。

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