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ヨーロッパ写真日和VOL.143『聖地ブルゴーニュで、寿司とワインのマリアージュ』

こんにちは、吉田タイスケです。先日、ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリーBouchard Pere et Filsにて、寿司とワインのマリアージュを体験するというイベントが行われて、カメラマンとして参加してきました。
写真で見えるカラフルな屋根はオスピス・デ・ボーヌ。15世紀に建てられた慈善病院で、現在内部は博物館になっています。遠くからも目に鮮やかな、モザイク屋根が特徴。


中庭からの眺め。


中心地であるボーヌの街にはワインショップが並び、お土産屋さんもワインモチーフ一色。愛好家にとっては聖地ですね。

ホテルの駐車場では、年代物のポスターを運ぶ途中の人たちに会いました。これもワイン。ここでは、生活の中心にワインがあるんです。

季節は違いますが、そんな聖地の風景をいくつかご紹介。こちらはBouchardの畑でモンラッシェ。美味しいワインは畑も美しい。

洗練された辛口白ワインを産出する、プィイ・フュイッセ村。ワイン産地は周囲を畑に囲まれていて、ある程度高低差がある土地なので景観的にも優れています。ワインはもともと宗教(キリスト教)と共にあったこともあり、修道士たちが選んだ場所は聖なる土地と言ってはおおげさですが、深呼吸して気持ちの良い場所が多いんです。飲まなくても、十分楽しめます(飲むけど!)。

天地人が生み出す奇跡の結晶、ピノ・ノワール(おおげさ)。痩せた土地でこそ、ワインに適したブドウが育つと言われています。甘やかされた土壌では、凝縮されたブドウは育たない。人間にも通じるように思ってしまいますね。芸術家は、太った飼い犬じゃダメなんだ←なんのこっちゃ。

さて、こちらが最初に話した寿司とワインのマリアージュイベントの様子。日頃ワインとのマリアージュを研究している銀座「からく」の大将が、日本から空輸した素材を使って、腕をふるいます。

会場の様子。シャンパンはもちろん、Bouchard所有のアンリオです。

中トロ、大トロ、づけに鯛の昆布締め。天地人、海と陸の奇跡が生んだ、、、←もういい。これ、なんと賄いなんです。「からく」の大将は、スタッフにも同じものどころか、招待ゲスト以上のものをふるまってくれたんです。まさに大将。なんていう素晴らしい仕事なんでしょうか。毎週でも来ます。

さて、酒の生産地は美食の街と決まってます。「愛好家」という名前のおすすめワインバーを最後にご紹介。

LA DILETTANTE
https://www.facebook.com/La-Dilettante-Beaune-175786925946189/

チェ・ゲバラもグラスを掲げています。革命には酒だ!←ちがう。元々、生産者御用達のCave Madeleineというワインバーを経営していたご夫婦が、新しくオープンしたのがこちら。ワインもつまみも間違いありません。

だいたいパンを見れば、そのお店が美味しいかどうかもわかります(ほんとに)。例えばパリではChez Michelというビストロが、自分の店用に作ったパンが評判になり、他のお店にも卸すことになったんですが、そのパンの行き先がそのまま美味しい店リストになってもいいほどです←話が逸れた。ちょっとリストが検索できませんでしたが、Chez Michelのシェフ、ティエリーが作ったパンのサンドイッチは下記で食べられます。

La Pointe du Grouin
https://www.lapointedugrouin.com

こちらはボーヌのワインバー、ディレッタントのハム盛り合わせ。どんなワインを合わせましょうか。

次回はボーヌ周辺の「フランスで一番美しい村」から、お届けする予定です。どうぞお楽しみに。

ヨーロッパ写真日和VOL.143『聖地ブルゴーニュで、寿司とワインのマリアージュ』staff

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