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ヨーロッパ写真日和VOL.59『イギリスでタイタニック号に乗船』

こんにちは、吉田タイスケです。
先日ワイナートというワイン雑誌の撮影で、イギリスはロンドン南西部、ニューフォレスト国立公園近くの小さな町を訪ねてきました。そちらは雑誌でご覧頂くとして、帰り際に訪ねた港町、サウサンプトンの様子をお伝えします。

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長距離はさすがに通路側を指定しますが、ヨーロッパ便はいつも窓際に座って空や海、景色を眺めるのが楽しみです。飛行機に乗らなければ決して見ることはできなかった「神の視点」。20世紀に生まれて良かったと、空を飛ぶたびに思うのは僕だけでしょうか。

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サウサンプトン旧市街。中世にフランス軍の襲撃を防ぐために作られた防壁が、今も一部残っています。

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見上げれば、風見鶏ならぬ、風見船。

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17世紀には温泉保養地として人気を博し、現在でもイギリスでは常に住みたい町の上位に入るサウサンプトン。この港町は、あのタイタニック号が出航した町としても世界に知られています。
実はそれほど興味がなかったのですが、駅に荷物を預けるスペースがなく、仕方なく(?)荷物を預けるために入ったタイタニック博物館が、それはもう、素晴らし過ぎました。

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20世紀初頭、サウサンプトンの町並みから始まり、タイタニック号乗船を追体験できるような展示になっています。

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当時世界最大の規模を誇っていた客船。不沈船と言われ、規定もなく、例え事故が起きてもすぐには沈まないだろうという目算から、救命ボートも人員の半分程度をカバーする数しかありませんでした…。

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贅沢な内装や、どれくらいの食料を積んでいったのか、プールやジムの他、様々な部屋があったこと、ある日の朝食メニューや使っていた食器など、細かく展示されています。段々と、自分も船に乗っているような気持ちに。さぁマダム、一等船室で優雅に過ごしましょうか(現在の価値で600万円くらいですが…)。

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子供が楽しめるボイラールーム体験の部屋も。全速前進!

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ボイラールームで石炭を燃やし、大階段を降りて優雅な晩餐を楽しみ、二等船室のレプリカを覗き、大富豪とポーカーゲームに興じた後にその展示室はありました。1912年4月14日未明、タイタニック号は海霧の向こうに現れた氷山を避けきれず、右舷に衝突。船首からの浸水が原因で当初の「大型客船は簡単に沈まない」という予想を裏切り、わずか2時間40分で船体が二つに折れ沈没する事態に…。この展示室では生存者が事故を振り返って話している言葉を、浮かび上がっては消える水泡のような演出で見せつつ、臨場感を伝えていました。この展示室を過ぎると、次は裁判所さながらの作りになっていて、事故の原因、沈没時の状況、救助に際しての不手際などを査問する様子が体験できるようになっています。

まるでひとつの町と言ってもいいような、巨大な客船が一晩で消えてしまう…。サウサンプトンに来たら、そのドラマを追体験できるタイタニック博物館は外せません!←と、最初は荷物を預けるだけだった人が申しております。

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さて、命からがら救助船に乗り、査問を経て陸地へと戻ってきました。振り返ってみれば数年前、ある占い師の人に「あなたの前世はイギリス人で、職業は船のコックだった」と言われたことがあります。今回偶然訪ねたタイタニック博物館が妙に臨場感を伴って感じられたのも、もしかしたらそのせいでしょうか。40000個積んだ卵を毎朝割りながら、2000人分のオムレツを作っていたのかも…。

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そんなことを考えながら、帰りの空港ではパブ料理を。やはり、イギリスに来たなら一度はパブ料理を食べなくては。フィッシュ&チップス、マッシュポテトにソーセージ、黒ビール…。そろそろギネスの酔いが廻ってきましたので、この辺で。

次回はまたパリからお届けする予定です。どうぞお楽しみに。

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